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そして、ベルジュエールの次の日が明ける。

肩と膝に痛み。
体中の関節のきしみ。
体中の筋肉の痛み。
日に焼けてしまった顔のひりひり感。
もちろん膝は痣だらけなので、ストッキングは黒だな。

まぁ、次の日に筋肉痛が出るだけ、良しとしよう。

さて、ベルジュエールだけど、これはクラックルート・・・ということではないんだね～。
3ピッチくらいはクラックらしいピッチもあったけど、同じくらいスラブも、フェースも印象に残る。
フェースも、スラブも、クラックならシンハンドから、フィスト、ワイド、チムニーまで何でもできて当たり前でしょ、と言われている感じ。

フェース力、クラック力、スラブ力、加えて、11ピッチをある程度のスピードで登る慣れと、荷物とカムの重さに負けない体力。

カムを満載したザックを背負って、取り付きまで登って、無事に下山する体力も必要。

何から何まで総合力を試されるようなルートだったなぁ。

そんなベルジュエールに対しての私は、ルートに対しても力量が足りなかったし、全体に対しての絶対的な基本的な体力が足りていない。

過去に登った海金剛も、調和の幻想もまともなクラックトレーニングはしていなかったけど、A0は1回ずつくらい。
次に行った時は、ノーテンで完登できるだろうなぁ、とも思うけど、ベルジュエールはまったくそんなこと思えない。

もっともっと鍛えなきゃいかんなぁ。

でもなんとなくクラック・・・・という点では少し不完全燃焼。

大きな目標が終わって、呆けてると同時に、海金剛に行きたいなぁ・・・・なんて思っちゃってる自分にびっくりする今日この頃。