連休後半は歴史の旅へ 奈良・和歌山 4日目

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今日は渋めなところから。

「雑賀衆を味方にすれば必ず勝ち、敵にすれば必ず負ける」と戦国時代、言われていた雑賀衆。
伝説の鉄砲使い 「雑賀孫市(雑賀孫一)」 が率いた集団としても有名な雑賀衆のお勉強から。

まずは灯台のある雑賀崎へ。
雑賀衆の雑賀崎城跡でもあり、上人窟と呼ばれる洞窟のある場所です。
この洞窟、織田信長の石山本願寺攻めが本願寺の法主・顕如の降伏によって集結した際、徹底抗戦を主張して顕如から勘当された息子・教如がかくまわれた場所と伝えられています。
残念ながら現在は台風で崩れ、崩壊の恐れありとのことで封鎖されてしまっていて、その姿を見ることはできませんでしたが。

灯台からは父の実家・淡路が見えた。このまま淡路まで行ってしまいたいなぁ・・・・・・。
いつかこういう衝動に駆られるままに、飽きるまでずーーーっと日本をうろうろしてみたい。

そして次は雑賀城
ここも遺構は何もなし。駐車場も無いので近くのコンビニに駐車し、私はお留守番。
じょんさんだけダッシュで見てきました。
雑賀衆はいろんな勢力の集合体なので、特別に堀やら塀やらがあるわけではなく、結局お城としての遺構は無いんだそうだ。

一度和歌山に行ってから次に行く根来衆のお寺と合わせて、雑賀衆と根来衆のお勉強は続く。
歴史の中の話はもちろん、さいか屋は雑賀衆の末裔が呉服店を開いたのが始まりだとか・・・・・じょんさんの知識が豊富すぎて、
いろいろ見ながら、周りながらワクワクして聞いてるんだけど、いかんせん私の記憶メモリーが追いつかない(笑)
ちなみに海が素晴らしいはずの和歌山まで来て、今回海を見たのはここだけだった。

そして次は根来寺。
ここは根来衆の城跡と言われ、室町時代の初めには院98、僧房2700、寺領70万石、僧兵数万という一大集団だったんだそう。
種子島に鉄砲が伝来すると、根来の刀鍛冶が模作し、すぐに根来は鉄砲の一大生産地になり、鉄砲で武装した足軽集団は、
各地の戦国大名に傭兵として雇われて活躍し、根来衆と呼ばれるようになったとか。
しかし、その強さが災いし、羽柴秀吉の討伐を受け、根来寺の大部分は焼失、根来衆も力を失ってしまう。

大塔にはその時に受けた弾跡が残っているそうです。

現在はそんな血なまぐさい歴史を感じない穏やかな空気に包まれているようにも感じますが・・・・・・。
その歴史を乗り越えたからこその静寂なのかもしれない。
見飽きることのない佇まいです。

聖天堂。

ちなみに根来衆、雑賀衆はここがわかりやすく説明してくれてました。

昨日急いで回らなくて良かった。じっくりと拝観して後ろ髪引かれながら、次の目的地は千早城。

その前に順番前後するけど、雑賀崎の後に和歌山城へ。
ゴールデンウィークのイベントがすごい。結構有名どころが来るらしく人出もすごい。
和歌山城は豊臣秀吉が弟の秀長に命じて建てたお城。
その後、徳川御三家の一人、徳川頼宜(よりのぶ)が城主を務めたことにより、紀州徳川家の居城として幕府の西の要としての役割を果たしていたと言われています。
標高約49mの虎伏山(とらふせやま)の上に建てられているため「虎伏城」とも、白壁の天守閣の美しさから「白亜(はくあ)城」とも呼ばれていました。
当時の石垣や土塀、岡口門・追廻門などが今も残っています。

戦いとしての歴史はあまり無いので、ささっと回り、そそくさと和歌山城は後にしました。

石垣や天守の造形は美しいね~。
こんな感じのお城にしては野面積みが残ってるって、ちょっと興味深い。

この橋は「御橋廊下(おはしろうか)」という橋。
西の丸と二の丸を結んでいて、藩主が通るときに、その姿が見えないように屋根はついてるんだとか。
江戸時代の文献や復元調査で2006年に復元されましたもの。

さ、今日はなんだか忙しいよ~(笑)

次の目的地はちょっと悩んだけど、来る機会もなかなか無い場所だったので、千早城まで来てみました。
千早城は金剛山の麓にある城で、金剛山が天然の要塞となり、難攻不落を誇る非常に強固な山城でした。
楠木七城の一つなんだって
千早城の戦いは、西暦1332年(元弘二年、正慶元年)にあった戦い。

楠木正成1,000名の手勢で、鎌倉幕府の100万の大軍を相手にし落城することなく持ちこたえたところから、落ちない城としての霊験あらたか。
クライマーにはぴったりの城跡訪問だね♪

大阪の高尾山のような存在の金剛山。その登山口から10分ほど同じ道を。
日程に余裕があって、足が元気なら登っておきたかったなぁ。
今回は登山は我慢して、途中から登山道をそれ千早神社の方へ進んで行く。
ちなみに金剛山への登山道にはところどころに石仏があり、こんな言葉が刻んであるそうです。

五戒 

辛いことが多いのは 感謝を知らないから。
苦しいことが多いのは 自分に甘えがあるから。
悲しいことが多いのは 自分のことしか分からないから。
心配ことが多いのは 今を懸命に生きていないから。 
行きづまりが多いのは 自分が裸になれないから。

なんだそうで。
気をつけよう。

千早神社が本丸跡地。

千早神社からも素晴らしい眺望が。

帰りは地獄の600段を越す階段・・・・・・。

下りて、まつまささんでスタンプとご朱印ををいただき終了~。

朝が早いと一日が長いなぁ。
え?
まだ間に合う???それならばと毒を喰らわば皿まで????・・・な大坂城 ← 使い方間違ってる(笑)

もう閉館時間間近なのに、すげーーーーーーー人・人・人・人。
その人に圧倒されつつ、急ぎ足で城内巡って、その大きさに感動。

堀の向こうに建つビルの壁面に天守閣が写る。

いろいろ見たはずなんだけど、お城見物の後にちょうど大阪城公園で開催されてた餃子フェスの方が楽しくてさ(笑)

朝食べたきり、まともに食べてなかったから、美味しかったぁ。

さ、お腹もいっぱいになったし、どうしようかなぁ・・・・・・。
車中泊場所をネットで探すも、なんかヤンキーな方々に絡まれたとか、あまり良くない情報が多くて、気弱な我々はすぐに退散。

大阪食い倒れは次の機会に取っときます。
USJも来たいしなー。
ま、USJはじょんさんは付き合ってはくれないが。

と、言うわけで家に方角に向かって80キロほど移動。
今日のお風呂はスパバレイ枚方南。
温泉に入るのと入らないのとでは膝の調子が全然違うね~。

信楽の里を超えてすぐの道の駅あやまで撃沈。
今日は特に長い1日だった。

缶チューハイ1本飲み終えられずに気絶(笑)

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