15年目のリベンジっ!赤岳登頂♪

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去年の日光白根、こないだの谷川、んで今回の八ヶ岳。

雪山は晴れてる稜線が最高だなー。
稜線を歩きに来ると言っても大げさじゃないような気がする。

朝、8時に歩き出し。
だらだらだらだら・・・・と微妙な登りが続く。
この抑揚のない登りはいつまで続くんだ??と思った頃に、林の向こうに阿弥陀岳が見えてきた。
すごい重量感があって、存在感のある山。
素敵だ。

行者小屋に到着し、テントを張ったらまずは赤岳に向けて出発。

↑ 土曜日はいいお天気でした。
おぉー、見えてきた、見えてきた♪
きれいきれい。

↑ 空も青いし。

↑ 地蔵尾根の登り出しの急登。
斜度は一番あった場所。
フリーで言ったらデシマルもつかないくらいだけど、すごーく緊張した。
本気でムーブ起こして登ってしまったよ・・・・

途中、なかなか手ごたえのある、急登を何箇所か登り、だんだん赤岳が近づいてくる。稜線に近づいてくると、風が強くなり始めたので、稜線に出る前にちょっと厚着になろうかと、ふと止まった時。

フリースを着ようと思ったので、ピッケルを肩からはずし、しゃがんでザックからフリースとゴーグルを出していたら、後から来た人が思いのほか早く追いついてきた。
ちょっとお尻をずらして道をよけようとしたら、横座りの状態になり、雪面からアイゼンの爪がはずれてしまった。
え??
と思う間もなく後ろ向きに滑り始め、自分ではもう制動が利かない。
ピッケルも体からはずしてしまってる。

まだスピードがついていないうちに、後ろにいたはっしーが止めてくれたので、事なきを得たけど、もしもう少しスピードがついていたら??
しかもほとんどの行程で私が後だったのに、あの時だけなぜかはっしーより前に出て身づくろいをしていた。もし私が後ろで誰もとめる人がいなかったら??

完全にさよーならー・・・・だったな。

雪面からアイゼンをはずしたのが最大の失敗。
雪面があんなに滑るなんて、それで滑り出したらあんなに止まらないものだなんて、身をもって学習しました。

二度と同じ失敗は繰り返さないとは思うけど、運が悪かったらここで終わりだったかも???

いやー、命の恩人はっしー様様だわぁ。

お礼に「ぽ○ちん大魔王のぬんちゃく掛け券10枚あげる♪」・・・・と言ったら、あそこはぬんちゃく掛けやすいからいらないと却下された

↑ 頂上までもう少し。

↑ すごいぞ♪山屋さんみたいだ♪
風が強くて顔が痛かったー。
「美しい顔」が凍傷にならないか心配で心配で・・・・。

そして稜線。

確かに風が強い。
帽子と目出帽で顔はほとんど隠しているのに、顔の表面に棘がささるような痛さを感じる。

すばらしい眺望なのに、すごい風のため、やっと写真を2枚くらい撮って、ほとんど頂上にとどまることなく下山開始。

この頂上で着ぐるみを着て写真を撮ったなまけはすごいよ。
しかもここまで着ぐるみ人に背負わせてくるなんて、なまけにしか出来ない芸当だな。
尊敬を通り越して、畏敬の目で見ちゃうよ、君を。
みずがきでカムを背負わせて6時間さ迷わせるなんて程度じゃ、まだまだ未熟ね(←何がっ!!!

とりあえず15年目にしての赤岳登頂♪リベンジでした。
あー、気持ちよかった。
なんか過去の気まずい思い出が払拭された感じだわ。

↑ 防止にサングラスに目出帽。
・・・・だれかわかんないな、これじゃあ。
せっかくの頂上写真だったんだけど、風が強くてこれがやっと。
そそくさと降りはじめました。

↑ 同じく。おまえ誰だ????って感じ。

↑ あっはっは、すんごいへっぴり腰でかっこ悪い。
だってここもやたらと怖かったさ。

ここから文三郎尾根を下る。
一歩間違えたら完全にアウトの道が続く。

行者小屋に着くまで緊張が解けない下りだった。

・・・・山屋さんてすごいわぁ・・・・。

下りに入った頃から雪が降り始め、テントに着いた頃には本降り。

もうすることはないので、4時半くらいから、夜ご飯とお水造り。
なんと7時半には眠りに落ちていた。

雪はどんどんひどくなる。
明日の阿弥陀はなさそうな雰囲気。

確かに眺望だけなら赤岳とあまり変わらないからな。
ロープとか持ってきてたら、しろんなバリで遊べそう。

なんとなくここでの遊び方がわかってきた。

ま、とりあえず寝るとするか。
日ごろの寝不足をここで解消するぞー。

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この記事へのコメント

  1. 頂上のおいらの写真
    えらい斜めってるやんけ

    寒いから、とっとと降りようと言う気持ちが見え見えじゃ!


  2. 運が良かったですね。人はほんのちょっとしたミスで、簡単に死ぬのです

    簡単に死なれたら、残された人たちはたまりません。

  3. ほんとに・・・
    運だけの問題だったような気がします・・・・。

    大反省中です。

    もしこれでなんかあったら・・・・なんて、この後話しましたが、死ぬのは当事者一人の事故でも、パートナーの人生引きずり込むんだなー・・・・・と思うと、気を引き締めて登らんといかんな、と。

  4. お帰りなさい
    行動日程を知らないので天気の具合がどうかなと思っていましたが無事帰ってこられて何よりです。



    おまきさんにとってはっしーさんは何かにつけて頼りになりますね。

  5. 無事で何より
    2人の息子がいるんだからね~。

    (そいや昨シーズン、赤岳で鼻の頭、軽い凍傷になった。黒く変色してポチの鼻面みたいだった。)

  6. Unknown
    →西羅さん おぉ、はっしー、よかったね。やっとはっしーの苦労がわかる人が現れたよ。

    →ふ  そうそう、以前ふが鼻の頭が真っ黒・・・・と言っていたのを覚えていたので、鼻だけは守ったわよ♪

    →さ  すばらしい!!!。尊敬に値します。

    なまけを、あのなまけを、あんななまけをあそこまで連れて行ったなんて。

    しかも着ぐるみを持たされているのに、なまけを抹殺してこなかったなんて・・・・。

    私なら頂上から突き落としてるぞ。

    なまけー、合格祝い山行楽しみだな。ふっふっふ。

  7. こらっ
    そんじよあ、おまきはわかっとらんのかo(`へ’)○☆パンチ!

    ポコ○ンヌンチャク掛け券は要らないから、ポコ○ン○○券で許してやる(`ε´)

  8. どんぐり山の会
    >ナマケとの辛い山行記録は↓

    なんと、はっしーさんは一時期「どんぐり山の会」に所属されていたのですね。

    世間は狭い僕はどんぐりの知人と何度か山スキーに行きましたよ。

  9. 間違えました。御免なさい!
    はっしーさんとさかもっちさんを間違えました。本当に御免なさい。

    ちなみに僕の冬のバリエーションデビューはひとみさんと同じく赤岳主稜でした。

    冬合宿(槍)の翌週だったので疲れていたのを覚えています。

    はっしーさん、さかもっちさん、Sorry again

  10. もしかしたら
    (さ)さん、エスケープの前にいた車って、アウトバックですか?

  11. Unknown
    → はっしー  ・・・何言ってるかわかんないよ。

    → YOUさん  聞いときます♪

  12. 知らぬ間に・・・・・。
    わしの名前が一人歩きしおって!!!!

    来月の山行も楽しみじゃ!!!!!!

    なーにすっかなー!!!!

    山で『キモイシリーズ』やるかなー!!!!

    楽しみだなー!!!!!

    さて、問題!!!

    このコメントで『!』をいくつ使ったでしょう!!!!

    答えは・・・・WEBで!!!

    お肌に悪いし、深夜の妙なテンションになってきたから寝ましょ!!!


  13. なはずないだろっ…!!!
    まきちゃんなら有り得るが…。

    ハンズで下見かな~♪
    誰のザックに忍ばせるかな~♪
    老若男女問いませんm(_ _)m

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