門松

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昨日の鎌倉散策で、引率とはいえ、一応耳ダンボで説明を聞いていると、いろいろ勉強になる。
ほぉぉ、と思ったのは、門松の竹の切り口のお話。
門松には寸胴といって竹をまっすぐに切ったものと、そぎといって斜めに切ったものが存在する。

実家が一軒やで、畑をやっているころは、家にある松、竹を使って、父親が作っていたよなぁ。
どっちだったんだろう???

ちなみに昨日の説明では・・・・・
時は戦国時代、三方ケ原の戦いで敗走した徳川家康に対し、新年に武田方から句を送ってきたんだとか。

「松枯れて竹類なきあした哉」

松=松平(徳川)で、竹=武田です。
徳川を嘲り、武田を持ち上げる内容。

そりゃ、怒るでしょ。徳川方。

なので、自軍にとって都合が良いように句の解釈を変えてみました。
上の歌を平仮名で表記すると「まつかれて たけたぐひなき あしたかな」になります。
漢字や濁点を変えた句を武田方に送り返します。

「松枯れで 武田首無き あした哉」

松平は枯れないで、武田は首がない……今回は負けたけれど、次はこっちが斬ってやる、と言う意気込みを込めたわけです。

そして、竹を斜めにばっさり切ったとか切らなかったとか。
そこから武家の門松はそぎで、商人は寸胴だとか、
武田方に由来する土地では寸胴だとか、という説があるそうで。

どーも、まだ徳川家康の本を読んでいないせいか、あまり好きになれない徳川家康。
とりあえず来年の門松は寸胴にしとくかな。

ちゃんちゃん。

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