衝撃の初段

Pocket

「ワンデイでお持ち帰り」

「高所恐怖症のあなたでも安心!高くありません!」

「3級相当!衝撃の初段!!」

「グレードダウンする前にぜひ!!」

「駐車場から徒歩すぐ」

・・・なんて、まるで不動産やさんみたいな、美辞麗句が耳に心地よい~。
もう今日の条件にぴったりじゃないっ♪

と、出かけた衝撃の初段「花畑」
上記情報はすげーーー強い人たちのコメント・・・だと気が付かない私がバカでした。

時はさかのぼって朝。
起きてもそもそとご飯を食べていると、あれ?雨だ。しかもけっこうな強さ。
どこ行く?どうする??と円陣が随所で組まれている中、わんこのお散歩がメインな私と、
クライミングリハビリ中のめけてーと、昨日来撃沈してる信さんのメンバーじゃ、誰も焦りやしない(笑)

それでもみんな出かけて行くし、太陽も出てきたので、まだ撃沈中の信さんの尻を叩き出発♪
・・・だって衝撃の初段の場所知ってるの信さんだけだしぃ。

やはり日本の森には和犬が似合う。

よぼよぼのパグだと日本の森でこうなる。
「わしにこれを越せと???」

いざ、出発♪

最近のお散歩でリードを引っ張って私の前を歩くことなんてなかった。
このてこてこ歩いてるぴとんの後ろ姿見て落涙。

岩場は日影なのでちょっと肌寒いくらい。
ダウン持ってきて良かった。

だってこうだもん(笑)

おねいちゃん、具合悪いの??
添い寝してあげる。

あ、わんこのことで今日のブログを終わらせるとこだった。

皇帝岩でアップにもならないまま、花畑。

ほんとだ♪
ちっちゃい♪

まずは信さんにお手本を見せてもらう・・・・・・・って、今結構な激しい勢いで1手目取りに行かなかったか???
え?すげー足ねじ込んでないか???
ええ?足ブラになってねーか???
手よりも上にトゥーフックしてねーかっ??????

すげーーー、ボルダーなムーブじゃねーかっ!!!!
しかも岩濡れてるし。

ルーフな勢いでかぶってるので、まずは出だすイメージがつかめない。
しかもそのイメージはつかめても、そもそも1手目が届きゃ―しないっ!
試しに取れたとして攻撃で持ってみたら、物理的には届いてる。
しかしぱつん!ぱつん!

これだけのぱつん感は初めてだというのを証明するために、体がどのようだったか説明してみる。
手を思いっきり広げて被ったホールドを持ち、足を動かそうとする。
すると、こういう体勢で動くと、足が上がるだけじゃなくて、体のいろんなところが動いていることがわかる。
足を動かして左に出そうとすると、肩の中の関節がぎりぎりねじられて、痛くてムーブが起こせないくらいに手がいっぱいいっぱい。
少しでも体の前に余裕があれば、こんな場所も動いてるんだなんて気が付かなかったなぁ。
いやぁ、新しい発見♪

・・・とか言ってる場合じゃない(笑)

こんなに短い課題で1手目が取れなかったら終わりという現実。

はい、この課題、私にとっては衝撃の初段ではなく「衝撃的に普通に初段」でした。
でも100%不可能とは思えないのでくやちーーーーーー。

緑はこんなにも美しいのに・・・・・・。
何もできないこの悲しさ。

ここで一度キャンプ場に戻り、信さんたちのテントの撤収。
その後これまた近場の「指人形」。
車は日陰に停められたので、疲れはじめたわんこたちはお昼寝しててもらう。

べったべたにしけってる指人形。

信さんはそんな中でもお見事に完登したから、何も言えないけどさっ。

朝はあんなに調子悪かったのに。

ぱたぱたぱた。
いくらはたいても乾かないわ~。

私は出だしはこの状態では無理。
でも中間部も結局無理(笑)

・・・ということで、クライミング的には何しに来たレベルだったけど、心は満足。

あれ?
母ちゃん、もう帰ってきたの???
気持ちよく寝てたのに~。

こんな天使の笑顔、なかなか見れない。

一歩間違えればあまりのブサイク(笑)

今回は皆様にお世話になり、黒と茶を久しぶりに岩に連れ出すことができたよーー。
ありがとねーーーー。

帰りは渋滞にドはまりし、帰ってきてからは黒いのの口の腫瘍の膿がついてしまったお布団やシートカバーを洗濯し、
頭ぐらぐらで終了。

元祖、黒と茶、岩場へ行くの巻きでしたーーーー。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です