週刊働けロッククライマー 佳境に入ってきました

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今週末も懲りずに小川山参拝。今日のパートナーはボルダラーまきちゃん。
ダブルまきコンビの働けトライ。

前回から一週間しか経っていないのに、小川山の空気はすっかり秋。吸い込む空気が身体をきれいにしてくれるような気がしてくる。
もうそろそろボルダラーの季節だなぁ。去年も小川山にボルダラーしかいなくなってからもしつこく通ったっけ。
・・・・今年もまさか・・・・。

ということで、本日の働けニュースっ!
・・・だれもいない3峰下部露岩帯・・・。
特にボルダーに近い「働け」なので、自分のペースで登れるのは嬉しいけど、二人なのでペースが早くならないように注意しなくちゃ。

ボルまき

今日の目標。「上まで抜けることっ!」
・・・つーか、上まで抜けないとせっかくのお休みなのに、振り切ってでてきた相方に怒られるそうだ。「だって上部ムーブは4級でしょ」、が相方の言い分。
うーむ、確かに、デッドが止められさえすれば4級かも。
これはなんとしても抜けて欲しいっ。
ということで、今日の獲物は終了点直下の核心のため、すっかり下部が意識に無いボルまき。をいっ!下部が取れてないじゃないかー。
そこはできちゃった攻撃使いまくりの働け、とりあえずは上部まで行き、ムーブを探る。

最初はどうしても最後のデッドが届かない。
なので、のりのりさんムーブを試したり、キョンを解除してみたり、他のフットホールドを探ってみたり、試行錯誤の末、デッドムーブに落ち着きそう。
しかし、抜けられず。
残念。最終便はガバ持って落ちてくるかと思うくらいのよれぶりでした。
・・・・怒られた??大丈夫?

そして私。

ぬんちゃくを掛け、1便目。
下部は大体固まったので、なんとかなる。しかし私の核心中の核心、最後のキョンからのデッド。前回より高度は出たもののつなげるとやはり届かず、フォール。
数時間のレストとお昼寝の後の2便目。
左肩を壊してもいい覚悟で最後のムーブ。思いきり左をロック&ひきつけてデッド。
数センチ指がかかったものの止め切れず、やっぱりフォール。

3便目は腕は回復しているものの、指が持たずに途中で棄権。

・・・・・また解雇。
こんなに働く気満々の私を落とすなんてっ!!!一体どこまでも高飛車な会社・・・じゃなかったルートなのっ!!!!
くやちー!!!!
・・・・とはいえ、確実に高度は上がってきてるので、まだまだ面接受けに来るからねっ!!

最後はボルまきが4級のボルダーをクールダウンで登って終了。

↑ ボルまき@4級
紐無い方がいきいきしてるね、やっぱり。

夜はピクニックでご飯。ここではっしーとあっきーが合流。
はっしーはシルクロードが一手進んだらしい。
あっきーは・・・・??
あまりルートのこと聞かなかったけど、ロッキーロード手ごわいらしいね。黄色も落とせなかったとか???
よかった、あっきーも人の子だったんだわ♪(←意味不明
それで帰りの車の運転荒れてたの??私のポル子を煽るなんていい度胸してるじゃない。
おかげで140キロ走行でとっても早く帰宅できました。サンダーバード号と一緒に走ってれば、お巡りさん探知機もあるしね♪

さ、だんだんパートナー核心となってきました、週刊働けロッククライマー。
来週も見逃がせませんっ!!!請うご期待。

さて、少し真面目な話もしておこうかなー。

今回のボルまきと元祖まっきーのスペックは・・・・。

身長、ボルまきの勝利。しかしリーチは私の勝ちで引き分け。

体重はボルまきの方が断然軽いけど、筋肉量でパワーは私の方が上・・・・これは働けを登るにはどっちが有利だ???・・・・・不明。
でも今日1日初段ボルダラーでスペックがほぼ同じの女子と登れたのはすごーく勉強になりました。

何しろボルダラーといえば、どのムーブもマックスで登っているので、すごく微妙なホールドの持ち方とか、ホールドに取り付くときの集中の仕方とかが参考になる。

一度○金さんに御岳にボルダーに連れて行ってもらったことがあったんだけど、その時は離陸の集中の仕方がわからずにちょっと戸惑った。
今回働けに取り付いて、初っ端からマックスムーブの時の集中の仕方がわかったし、そういう精神状態に持っていくのが新鮮でなかなか楽しい。
私はスロースターターなので、今までやってきたルートは大体3手目くらいからやっとルートに集中し始める。
でも働けは出だしのホールドを持ったまま、(表現は難しいんだけど)精神を落とし込んでいって、ムーブと精神が一致するまで待って、一致したらいきなり離陸する。何も言わずに登り始めるので、ビレイヤーも緊張するのでは。
でも今回はビレイヤーがボルダラーだったので、逆に安心して登れたなー。

後はホールドの持ち方。

今までもいろんなホールドの持ち方を自分の中で開発してきたけど、今回ほど微妙に指がいろんな動きをするのも初めて。
一箇所は親指でカチロックをしたまま、なおかつ親指で横に押す。この横押しで微妙に届かないホールドが(まだ微妙だけど)届くようになる。
また一箇所はカンテを持って横にひきながら、親指は結晶を下引きにしていたり。
H様や、もりみっちゃんがホールディングでとんでもなく細かいアドバイスをしてくれたことがあって、驚いたことあったけど、限界に近くなってくると確かにそこまで考えないとできないムーブが出てくるんだねー。

身体の重心の動きも勉強になった。

たとえばこのルート、しゅんたろーや市ノ瀬さんの腰の位置の動きを見ると、斜めにジグザグに登っていく。
でも私やぼるまきは、ホールドぱつぱつなので、いきなり斜めに動けない。ホールドを持ったらまず腰の重心を真横に動かして、ホールドの下に入り込み、腕に余裕を持たせてから上に動く。
斜めのジグザグじゃなくて、90度のクランクの動きで進んでいく。
これもじっくり同じスペックの人の登りを観察してよくわかった。

働けは煮詰まっているように見えて、実は1便出すごとにすごく勉強になっている。数センチずつだけど高度もあがってきてるし。
全部の課題をつぶして、なおかつパワーもついてからのワンテン地獄になったら初めてに詰まったと言えるんだろうな。

今回で本気トライは2便と決めたので、次回からは早い時間に終わらせて、後はボルダー♪・・・という手もあるかもな。

ボルダーも面白そう、と思う今日この頃。

本日マラ岩ではちえちゃんがイエロークラッシュをレッドポイント。
おめでとー
有笠で待っててねー♪

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この記事へのコメント

  1. だんだん・・・
    クライミングとルートの陥とし方の極意が、おわかりになってきましたな・・・。(←えらそう・・・)

    おいらも、まだまだ勉強中ですが、『トップガン』では手だけでなく、足裏の感覚や顔の位置まで、瞬時にすべての感覚をマッチさせることを学びました。

    自分の限界グレードや限界ムーブに近づくにつれ、自分の体や感覚を洗練していく必要があると思います。

    やべっ久々にマジなコメントを書いてしまった・・・。

  2. 顔の
    位置かぁ・・・・。
    そこまでは考えてなかったぞ・・・。

    今度気にしてみよう。

    ちなみに働けは出だしの集中はできるようになったんだけど、逆に最後までその集中が保ててないような気がする・・・。

    キョンあたりで、雑念だらけ

  3. わかる、わかる…
    おいらも『トップガン』で、最初のランジが止まりレストしている時は、雑念だらけ…。(;^_^A     
    「登れちゃったら、どーしよう」とか「登れなかったら、どーしよう」とか…。
    どちらにしろ、「…どーしよう」なンだけど…。
    (^^ゞ

  4. あーん
    ほんの一歩H様に近づいたと思ったら、またそんな極意で私を突き落とすのねー

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