不思議な体験@葉山

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私は今仕事で文化講座の運営をしている。新しい講座を続けて開かないといけないので、日々いろいろな先生や講師の方に会いに行く。様々な世界の方と会うので、下調べや勉強も大変だけど、ほんとーにいろんな話をきくことができて楽しい。

今日も新しい企画の講師をお願いすべく、葉山のあるお宅へ伺った。セルフ・メイクアップを推奨する女性の住居、兼アトリエだ。ここにはお化粧の技術を教わりに来るだけでなく、傷や精神的に、などどこかにコンプレックスを抱える女性たちも訪ねてくる。お化粧することを通じて、自信を取り戻していくお手伝いをしている場所である。

初めてお会いした先生は引き込まれそうな不思議な魅力を目にたたえた人で、それでいてざっくばらんで豪放な一面も持つ楽しい人だった。

さて表題だが、そこのお宅に入るといたるところに猫の小物や絵が飾ってある。ずいぶんな猫好きだなーと思いつつアトリエに通され、お茶を入れてくるからと、先生が部屋を出て行った。
ここは階段を上がってすぐの部屋。薄い引き戸だけで階段と仕切られている。
部屋で一人で待っていると、階段を猫が上がってきた気配。・・・あー、猫ちゃんだ、部屋の前まで来てるねー。自分でドア開けたり出来るのかなー♪・・・なんてわくわくしながら扉を見ていた。

・・・・でも開かない。
そうこうしてると、もう一匹上がってきた気配。これもドアの前で待っている。そしてもう一匹・・・・何匹いるんだ?この家。でもへたにドアを開けてアトリエに入れてしまっていいものかどうかわからないので、おとなしく待ってみる。

と、先生がお茶を持って入ってきた。
わーい、猫ちゃんは??と思って先生の足元を見てもいない。不審に思って、「今、猫ちゃんそこまで来てたのに下りちゃいました?」と聞いたら「あら、来たの?でもその子、現実の子じゃないわよ♪ここは今、猫飼ってないの」

・・・・ぇぇぇぇぇぇぇえ?意味わかりませーん。

聞くと、実家では最高18匹の猫を飼っていた彼女。一番仲良しだったしま君というオス猫が、実家で死んだ時からこの家に「実体はないけど」住み着いているんだそう。しま君は、自分の子どもや親戚の子どもたちの面倒を良くみる親分肌の猫だったんだって。このアトリエには救いや助けを求めてくる女性たちがたくさん来るので、親分肌のしま君としては放ってはおけなかったのかもね。心配でここにいついてるんだとか。

話を聞くと、施術中の先生の足元をすりすりしながら通りすぎたり、先生に話を聞いてもらいながら泣き出してしまった女性の膝の上に乗ってきたりするんだって。その時の女性も膝に猫が乗ってきた感覚があって、膝がずーっとあったかく感じられたって言ってたそうです。

そこでふと気づいたんです。さっき扉の向こうにいると思っていた猫ちゃん。でも私にはなんとなく白くてでかい猫、と言うのがわかってた。そして聞いてみるとたしかにそのしま君、白くて8キロくらいあるデカ猫だったらしい。

猫好きの人の時にしか出てこないそうで、どうしてわかるんだろうねー???
不思議でちょっと幸せな空気を感じるひと時でした。

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この記事へのコメント

  1. あ゛っ~…
    どーしよ~

    全部読んじゃったじゃんか

    今晩トイレに行けず、おもらししちゃったら、まきちゃんのせいだぞ~

  2. いい
    話なんだってばー!!

    実際体験してみたら怖くないんだよー。

    ま、聞いたときはちょっと目が点だったけど・・・。

  3. 8キロ…
    う~むう~む、朝読んでよかった
    でもちょっと体験してみたい。
    なんでまっきは白の巨漢猫ってわかったの~霊感鋭いとか??
    まっきー犬派かと思ってました(クロ消防士かわゆい

  4. だから
    怖くないんだってば。
    霊感強いとは思わないけど、なかなか見ることは多いよー♪

    あ、仕事のお客さんが来ちゃった。
    仕事しなくちゃ

  5. だからー
    自分で体験してるときは怖くないのよ、これが。
    書くともう岩場には連れて行ってもらえないかも、ということもあるので、あえて書かない♪

    でも木曜洋画劇場のホラー映画は一人では見られない・・・・

  6. クリップ手伝ってくれるのはね…
    まっきーにしか見えないあるモノなんだよ。
    (って自分で書いておいてコワいよ~)

  7. あー
    なるほど、何にも手伝ってくれない、しかもただでさえ思いザックの上に乗ってもっと重くしてくれることの方が多い

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