毎朝の路上の取引

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朝は大体決まった時間に駅に向かう。

そうすると、周りを歩いているのも大体同じ顔ぶれ。

駅への道を曲がる直前で、自転車のお兄ちゃんにいつも追い抜かれる。

そのお兄ちゃんの話。

何を受け取っているのかは、定かでないけど、毎朝駅の前で、お母さんらしき人が車を路肩に停め待っていて、そのお兄ちゃんに紙袋を渡している。

お兄ちゃんは、ちゃんと自転車を止め、一言二言言葉を交わして、紙袋を受け取り駅に向かう。

何が入っているんだろうなぁ・・・・・?

さて、ある日、同じ車が私の視界に入ったけど、あれ?お母さん(らしき人)がいない。

と思うまもなく、お兄ちゃんが私を抜いていく。

あれ???
今日は紙袋はっ????

と思ったら、車の窓から紙袋を持った腕が、ぬっと出てきて、お兄ちゃんはそれを走り様受け取って、駅へ。

通り過ぎるときに車の中をちらっと見たら、今日はお父さん(らしき人)。

ほー、やっぱり、男同士はあっさりだね~。

・・・・って、やっぱりあの紙袋の中身が気になるっ(笑)

お弁当にしては大きいし、そんなに毎日洗濯物でもあるまいし・・・・・・・。

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