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前にも書いたけど、私にはかなえられない夢がある。

それは今の黒と茶の先代わんこ「ころ」ともう一度暮らしてみたい、というものだ。

まだ小学生だったころから飼いはじめ、私が18歳の時に死んでしまった子だ。

そのころはいわゆる番犬飼い。

庭に小屋があって、つながれていて、日に2回お散歩に行く。

今、黒と茶をいろんなところに連れて行くと、こいつらのような家庭犬もどきでも、近所の舗装された道を歩くときと、山や海に連れて行った時とでは、あきらかに顔つきも動き方も違う。
喜びと興奮と緊張感が伝わってきて、こちらも嬉しい。
しかし残念ながら黒と茶はシングルコートの犬なので、冬の間は思うように外には連れてはいけない。

先代犬の「ころ」は柴犬とシェパードの雑種。多分他にも入っていたかもしれないが、今思うと運動量は今のわんことは比べものにならないくらい必要だったに違いない。
もちろんダブルコートの犬なので、冬でも野外で問題は無い。

黒と茶がへたるような岩場までの荒れ道も、埋まるような雪も、海や川での水遊びもきっと楽しんでくれるに違いない。

今の黒と茶のように、つながれずに一緒の空間で暮らし、一緒に遊びに行って、一緒のテントで寝てみたかった・・・・。

きっと、庭につないで飼っていたときより、「ころ」のことをわかってあげられるような気がする。

黒と茶が楽しそうにしてくれる時ほど「ころ」のことを思い出す。

・・・いつか生まれ変わってもう一度私のところに来てくれないかな・・・・

と思う今日この頃。