イタリアバムツアー ショートルート&ジム

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コルチナ周辺で訪れたショートルートの岩場は三箇所。
ランドロ、シンコトーレと・・・・あと一つ名前忘れた(なんだっけ?)。
車を止めてから5分くらいで行ける所ばっかりを選んでいたのに、イタリアに来て初めて行った岩場シンコトーレはその取り付までが核心でした。今回の移動は1300のレンタカーを借りていたのですが、ディーゼルのため、馬力は少し弱いとか。しかもギアなどの荷物が90キロ。プラス大人3人。見た目ではちょっと急かな、と思う程度の坂でしたが、途中からどんどんスピードが鈍くなり、二速でもだめ、一速でもとうとう動かなくなってしまいました。焦げ臭くもなってきてこれ以上頑張ると、バッテリーがさようならになってしまう。しょうがないので途中で放置し徒歩で上がっていきました。ここで、足の筋肉痛勃発。歩くの嫌いだからクライマーやってるのに・・・・(?)

ここは数ピッチある大きな岩峰を中心にマルチ、ショートと登りたい放題。石灰というよりもチャートに近い感触。グレーディングはなんで?と思うような簡単なものから、やっぱりなんで?と思うような辛いものまで(うーん、でもJウォールのルーフの11Bはこのくらいな感じだったような気も)。まぁとにかく広いエリアでルートも贅沢にとってありました。(湯河原なら100倍のルートがひかれているでしょう、きっと。いや冗談でなく)
本命のチマグランデに向けて10台の登り込みと、11台を数本チャレンジしてきました。12台は触っても身になりそうな気がしなかったのと、上に抜けるイメージをなくさないようにしたかったので、結局は触りませんでした。ロングルートが控えてなくてもだめだめだったと思うけど
今回行ったショートルートの岩場は全体的に岩が脆めなので、ホールドを取る時にはたたいて確認の必要があることが、緊張が続いた要因の一つかも。もう一つは全体的に長いこと。初心者用のルートでもアップルートでも日本では「長ぇなぁー」と言ってしまいそうなルートがほとんどでした。こういうところが知らず知らず、高さに対する意識や持久力が培われることになっているのかも。
また日本はクライマーというと独特の雰囲気を持っているような気がしますが、向こうはまったく統一性が感じられませんでした。ちょっとお腹の出たおじ様が私より断然上手かったり、年配のご夫婦が楽しそうに登ってたり、えぇー、ハーネスどうやって締めてるの??とチェックしたくなるような・・・体形のおばさまがいたり。もちろん文句つけようもないほどのスタイルのクライマーもいますが。
まぁつまりそれだけ層が広いのかなー、と思ったり。完全に暗くなるのが10時前なので、多分仕事帰りなのか、5時ころから岩場に到着して登り始める人もたくさんいました。
またいかにも!というようなムーブらしいムーブがなく、非常にリラックスした地味な動きで普通―ぅぅぅに11台をさくっと登っている人が多かったのが印象に残りました。11台12台は当たり前すぎるのか!・・・・という感じです。私は11台で自分のできるムーブを総動員して苦しんでるというのに・・・

行動の中心となったコルチナから40キロくらいの街にジムもありました。スポーツセンターの中の一区画をジムとして使っていて、クラブのカフェから一望できます。なんとルーフのルートはガラス張りにしてあるカフェの天井を越えて行くようになってるという、素敵なつくり。確かにエアロビやらプール見てるよりも、クライミング見てるほうが非日常的だものね。気がつくとギャラリーが鈴なりになっていたりして面白い空間でした。(花井さん、日本でジム作る前に、ぜひ一度見に行ってください。あの雰囲気がいーなー)

朝起きて岩場に行って、一日岩場で遊んで、暗くなったらジム行って遊んで、美味しいもの食べてテントに転がり込んで・・・・。
どーだ、聞くだけでも行きたいでしょー。

成果は10台11台が全部で数本ずつという体たらくだけど、身になったものは多かったショートルートでした。

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この記事へのコメント

  1. だめ
    直接行くこと。
    ・・・てゆーか写真撮ってないんだー。てへてへごめーん。ジムについたのが9時で、閉店まで2時間。異様に急いで登ってたもんで・・・・。すみませんー。

  2. しょうがないですね
    じゃあ休みが取れたら行ってきます。
    再来年ぐらいまで無理そうですけどね。ふん。

    おっと遅くなりましたが、お帰りなさいませ。

  3. そっかそっか
    TASSI・・・・?・・・・とか思ってた。
    なかなか覚えられん。向こうの地名。

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