憧れの涸沢へ・・・・・って、無人ってことあるん???(;^_^A

Pocket

だからー、色とりどりのテントが煌めく涸沢を・・・・・ ← しつこい。

雨具どうしようかなぁ~、くらいの小雨から始まった日曜日。
でもこれから先の道の様子もわからないし、やはり濡れるのは体力奪うし、ちゃんとしよう、と上高地のバスターミナルで雨具の完全防備をつけいざっ!!

以下、時間は休憩も含めて、純粋に到着した時間です。

0540 上高地バスターミナル出発。河童橋がこんなに小さいことに驚く(笑)

川は昨日からの雨で濁流とまではいかないけど、白く濁ってる。
小梨平のキャンプ場の中を通って行く。数年前にここでテントごと熊に襲われたニュースがあったっけ・・・・・どきどきどき。
まずは明神館を目指しててこてこてこ。
でっかいカエルさんたちがあっちからもこっちからも出てきて賑やか。

0630 明神館着。まだ開いてない。小雨が降ってるので、落ち着いて休憩もできないし、まだまだ気力も充実してるので、水分だけ取って先を急ぐ。
こんな感じの道が延々と続くんだな~。

0730 徳沢園着 おぉ💛 話には聞いていたが、なんて気持ちのいいキャンプ地なんだ。
建物もおしゃれだし。
今日は先を急がなきゃいけないから、ここも雨が止んだ数分間ちょっとしたベンチで少し休んで、水分取って先へ。

3人組のグループとここまで前後して歩いてきたけど、そのグループは徳沢ロッジの方へ行ってしまい、ここからは完全一人ぼっち(;^_^A

0840 横尾着 数組のパーティがいたけど、みんな下りてきた人たち。このあたりから少し雨が強くなってくる。
山の方は真っ白な霧に覆われているので、ここで休んでおかないと・・・・と、雨に濡れながら今日一番の休憩。水分と行動食&トイレ。
ちなみに上高地から横尾まで、約10キロで標高差はたったの120m。
なんだか歩き損の気がしてならない(笑)

横尾大橋を渡ってからが本当の山歩き。先は真っ白でなんも見えない(;^_^A
しかも大橋の下の川は完全濁流Σ(・□・;)
音が恐怖以外の何物でもない。

屏風岩も見えない。
でも気力はまだまだ充実。今回、要所要所で自分に「気力は?」と問いかけつつ歩く。
ここから段々と斜度が上がってくるし、道の感じも山深い。
さっきいかにも涸沢方面へ行きそうな感じの男性がいたので、一瞬安心したけど、横尾から槍ヶ岳方面へ颯爽と行ってしまった。
前後まったく人がいる気配はないので、雨で川と化した道を転ばないように転ばないように慎重に歩く。

ちなみに涸沢ヒュッテのHPのイラストの地図では本谷橋までの道のりに

「三角形の大岩」「岩小屋跡」「ブナの大木」など書いてあるんだけど、雨のせいで周囲は真っ白だし、なかなか足元から目も離せないからどれも見つけられなかった(;^_^A
そして、濁流の轟音とともにいきなり出現した本谷橋。

1015 本谷橋着 うげーーーーー!!こんな濁流の上のつり橋を渡るのかっ!!!
落ちたらどうしようっ!! ← 落ちない。
一人なのにうぎゃーうぎゃー言いながら・・・・言いながらも、カサメリに行く橋がこれだったらいいのにーーーーーっ!!とも思いつつ(笑)

ここからはなかなかの急こう配。
横尾から涸沢までは5キロ、標高差は700m。
道のイメージは二子の西岳に行った時の道に似てるような気がする。
途中何か所か急いで抜けろ!的なガレ場を過ぎ、最後の難関の雪渓にたどり着いた。
本谷橋過ぎてから出会った女性の登山者は下りはともかく登りはアイゼン無くても大丈夫よ~、と言ってたので少し安心してたんだけど・・・・・・・。

むむ???前の人が歩いた跡も見つからないし、道が全然わからないぞ。
その時ちょうど二人組が下りてきたので、道を聞こうと思ったら、アイゼンが無く登れずに敗退してきたんだそう。
夏には何回か来てるみたいだけど、全然様子が違うらしい。
ヒュッテが見えてもよさそうなんだけどなぁ・・・・上を見上げても霧なのか雲なのかわからないけど真っ白なだけ。

一緒にあっちか?こっちか??と右往左往していたら、次に登場したのはトレランのおじさま。
そのおじさまも雪渓の無い時にしかきたこと無いようで参考になる情報は得られず。
どちらもアイゼンが無いので行けるところまで藪漕ぎ状態で行ってみる模様なので、私はアイゼンつけて別行動で雪渓へ。最初は4本の軽アイゼン持ってくる予定が、じょんさんから6本のを借りてきてよかったぁ。

地図を思い出し、沢は渡らないはずだし、そもそも沢の方は水量も多いし、どこで踏み抜くかわからないので、岩の際際をそろりそろり。
雪渓とは言っても白馬みたいな大雪渓じゃないし、落ち着けばたぶん大したことは無いんだろうけど、経験が無さすぎるし、雨もだんだんひどくなってきてるし、慌てないように心を平静に保つので精一杯な時間でした。
今日一日で自分に何回も聞いた「気力は?」に「大丈夫、充実してる」とは答えられなかったもんね(;^_^A

遠くにヒュッテと小屋の分岐の道標が見えた時は、本当にほっとした~。

岩が出たところでアイゼン外してほんの少し登ったら、急にヒュッテが表れてびっくり。今日の行程はほぼほぼ一人だったから安堵感半端なかった(笑)

そして楽しみにしてたおでんは・・・・・・・
売店も閉まってるし、雨もどんどんひどくなるし、人もだれもいないし、きっとこの中で食べても悲しいだけだろうと小屋まで。
そう言えば岩場から敗退してきた学生たちも、昨日は涸沢貸し切りでしたって言ってたもんな。今日私が登って来たってことはバス動いてるんですね???って逆に驚いてたし。

そして、ほら♪ これが私の憧れてた涸沢のテン場よ♪
色とりどりのテントが煌めいてるでしょ♪
え?何も見えない????
おかしいわねぇ。テン場ここじゃないのかしら????

こんなことってある???
雨予報とはいえ一張りも無いってあるの~?????

ちなみに予想通り、ヒュッテから涸沢小屋までがきつかった(笑)

1230 涸沢小屋着 何はともあれ着いた~!!歩ききったぁ。
休憩入れて7時間の道のりでした。

こんなに長く歩いたことも久しぶりだったけど、膝も外反母趾も登りだったので、まったく問題なくただただ順当に疲れた。

お部屋はもちろん一人で贅沢に使わせていいただきました。
雨は土砂降りでお散歩にも出られないから、ポットごといただいた珈琲飲みながら漫画三昧、お昼寝三昧(笑)
いやぁ、こんなにのんびりと過ごしたのはいつ以来だ。
乾燥室もあるし、WIFIもつながるし、個室だし、快適だ~。

もう一組予約してたらしいご夫婦がなかなか着かずに、携帯も連絡着かずに小屋の人も心配してたけど無事に夕方到着。
雨がひどくて何回も足止めくらってたようで、
早く歩き出しといてよかったぁ・・・・・・。

今回はお天気的にはひどかったけど、私が歩いてる間はそこまでの雨量ではなかったので冷えて体力使うということもなかったし、逆に太陽ガンガンよりも涼しくて歩きやすかったと思う。

とりあえずは明日に疲れを残さないようにしっかり食べて、今日も早く寝ますっ!!

 

ランキングに参加中。ぽちっとクリックお願いします。

クライミングランキング

登山・キャンプランキング 犬ランキング

にほんブログ村 アウトドアブログ 犬連れ・猫連れキャンプへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ クライミングへ
にほんブログ村

</

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です