今日は鎌倉一人旅?(笑)
俳句講座の仕事で鎌倉を引率するので、下見におでかけ。
参加者の方たちのほうが、知識は豊富とはいえ、一応お寺の歴史とかも勉強しとかなきゃだし、迷いそうな分岐とか、けっこう山道を歩くので、スズメバチが飛んでいるところとか、歩く速度によってどれくらい時間がかかるのか・・・・とか、考え出したらキリが無いくらい。
・・・・それでも当日になったら、いろいろ穴があるんだろうな・・・・・。
引率って大変~。
さて、本日の行程は・・・・・
鎌倉駅を下りて西口へ。紀伊国屋の前の交差点を右に曲がっててこてこ歩くと、まずは左に巽神社。
なんとも可愛らしいお太鼓橋がありました。
その先にある寿福寺。臨済宗の寺院で、鎌倉五山の第3位。
五山は、禅宗で最高の格づけをされた五大寺で、第一位建長寺・第二位円覚寺・第三位寿福寺・第四位浄智寺・第五位浄妙寺と続きます。
山門のまえには鎌倉五山の寺格を誇った下馬塔(五層の石塔)というものが、置かれています。
これはこの塔の場所で下馬をして、寺院に対して礼を尽くしたものと言われ、五山の寺院でのみ見ることができるんだそうな。
総門の上にあしらわれているのが、源氏の家紋の元となったと言われる旗印、笹竜胆。
合戦の時の旗や、旗印、家紋なんていうのも、調べていくと興味深い。
寿福寺は中門までしか入ることはできませんが、まっすぐに伸びた参道を歩いていると、心が落ちついていくのがわかります。
そしてお寺の脇の道を、上がると裏山のやぐらには北条政子と源実朝の墓と思われる5輪塔があります。
他にも俳人の高浜虚子、鞍馬天狗の作者大佛次郎の墓、ビルマの竪琴の水島上等兵のモデルになった筥崎安彦の墓などがあり、お参りに訪れる人も少なくないんだとか。
高浜虚子にちなんで、参道に設置されている俳句ポスト♪
ま、私には駄作しか作れないので、やめときました(笑)
ちなみに、この知識は、毎日散歩に訪れている、戦後から由比ガ浜に在住のおじいさが教えてくださったもの。参道で会って、そのままいろいろ案内していただきました。知識が豊富で、お話も押し付けがましくなく、とても楽しいひと時。
足も達者とはいえ、そこは御年86歳。裏山への坂道は平坦ではないので、ゆっくりとのんびりと歩いていく。30分の下見の予定が、終わってみたらなんと1時間半(笑)。
裏山のお墓なんて、みんな知り合いのようにお話されてました。
「またこの辺に来たらきっと会えるから、またね」と言って歩いていく様も粋。
仕事の下見で来ただけだけなのに、なんだか一人旅で人と出合ったような楽しさ。
1時間半かけておりてきたのに、お寺の方はまだ念入りに参道のお掃除。ずいぶんと丁寧に・・・と思ったら、実は今日はユネスコの調査員が来る日なんだとか。
いつもきれいにしてるけど、なんとなく今日は気合が入っているそうな(笑)
ずいぶんと時間オーバーになってしまったので、後は駆け足。
景清の土牢~化粧坂切り通し。いつもわんことじょんさんと来るので気にならなかったけど、こういう道は独りだとやっぱり少し心細い。
源氏山公園~浄智寺までの山道も、わんこが一緒だと楽しいだけなんだけど、やっぱり独りだと心細い。
・・・・鎌倉のハイキングどうも独りじゃ寂しいって、やっぱり独りで山に行くって無理かしら?私・・・・。
次の目標はソロ登山なのに・・・・・。
途中、修学旅行の小学生などがいるとホッとしちゃった。
最後は浄智寺で〆て本日終了。
後半駆け足で、なんも勉強する暇なかったわ(笑)