いざ♪乾徳山・・・・・? その2
そして、今日こそ本命の乾徳山(2031メートル)
武田信玄公の菩提寺、恵林寺の開祖夢想国師が修行したお山さんです。
起きてみると、山は深い深いガスの中。
雨は降っていないので、そのうちガスも取れるさ、といざ出発。
昨日と同じ様なお肌に優しいミストの空気を感じながら、つらつらと歩いて1時間。
急に視界が開けて、まぶしいほど明るい草原に出ます。
なんだかおとぎ話の森を抜けたような明るさ。
そしてこの草原にある月見岩。
乾徳山を紹介するときに、必ずでてくるこの写真。
ここで初めてほかの登山者に会いました。
ほーら、クライマーの血がうずくでしょ♪
(・・・・ま、そこまでの高さじゃないけどさ(笑))
・・・あらん、逆層だわぁ。
人魚のポーズON月見岩。
もちろん登るに決まってるじゃん。
しかも、お約束の満面の笑みっ♪
このくらいのしっとりなら上も登れるな・・・・という確認も兼ねてね。
あ♪割れ目っ♪
登りたいとこだったけど、背中をつけたい面がびっしょり・・・・。
後半はこんなはしごが出てくる。
滑って怖いのぉ・・・・・。
こんな鎖も出てくる。
・・・でも別に鎖は要らないのぉ。
はしごや鎖を何か所か超えて、頂上が近づいてくる。
このあたりで、一度結構な雨が降ってきた。
うまいことに今回は、雨が降ってる間は、樹林帯の中なので、濡れないんだよね~。
しかーし、岩が濡れたら困るんだよなぁ・・・・・・。
今回は頂上直下のマルチの中でも、旗立岩中央岩稜が一番のお目当て。
だけど、取り付きまでの時間が掛かりそうなので、この天気だと微妙?
まずは、一番短い頂上岩壁第一岩稜に下りてみました。
きゃぁー。リングボルトよぉっ。
これで懸垂しろって言うのよっ。
怖すぎるぅぅぅぅぅぅぅ。
これは旗立岩中央岩稜の取り付きへの懸垂下降支点。
どこかからバックアップを取りたいけど、回りの木もなんとなく小さいし、すぐ上のでかい浮石が気になる・・・・。
歩いて下りられる道もあるので、行くとしたらそっちからだね。
頂上岩壁第一岩稜の1ピッチめ。
ここも一般道の鎖場の脇から、歩いて下りられます。
ただ、あまりに近かったので、一度は通り過ぎ、行きつ戻りつをしてしまい、取り付きまで時間が掛かってしまいました。
どんな下降道かわからなかったので、一応上で確保してくれていた、ねこちゃん、ごめんねー。
おまき@1ピッチめ。
カムを取るほどじゃないグレードなんだけど、何しろ上の岩はパズル状態で組まれたいるだけだし、せっかくなので(?)取っときたいし。
とはいえ、隙間があればほとんど浮いてて、浮いてない隙間にはふわふわの苔ちゃんが♪
カムが効きゃしませんな。それでもカム打ち名人の名にかけて、二つちゃんと取りましたよ。
ムーブ的には最後の乗り越しがちょっと楽しい。
おまき@1ピッチ目終了点。
支点無し。
あはは、この岩、刺さってるだけだなぁ・・・みたいな割れ目に何箇所かカムを打ち、支点作成。
ねこちゃん@2ピッチ目。
ちょうど一般道の鎖場のところに登って行きます。
そして、わーい♪
頂上だーい。
二日間で山梨100名山を二つ登ってきました~。
一応一般道の鎖場もね、経験しとかないと、人に聞かれたら説明できないじゃん♪
写真で見ると迫力あったけど、実際は寝てる壁で、足もがっつり置けるので、クライマーなら問題ありません。
ただ、普通のハイキングだけしかしてない人には、特に今日のような濡れてる時には厳しいかも。
途中で怖くなって立ち往生・・・なんてこともありそうな気がします。
おなじくねこちゃん@鎖場。
今回はツアーが3つくらい入っていて、1団体が到着すると頂上はすごい人。
ただ鎖場を登るツアーはほとんどいなかったので(迂回路があるんだよん)、頂上直下鎖の渋滞はなかったけど、途中途中の鎖場はけっこうな渋滞でした。
私達は、合間合間で抜かさせていただいたので、渋滞にははまりませんでした。
↑ このお花なんだろう。落ちてなお綺麗だった。
頂上岩壁第一岩稜ルートを登ってきたら、また雨。
なので1本で下山しました。
クライミング的には、終わってみればどこも疲れないし、何も問題ない課題でしたが、自分でとりつきを探して下りていく、というのは緊張もするし、とても怖くもあるし、そして自分でこれだと判断した取り付きの1ピッチ目に取り付く・・・というのはとてもいい経験でした。
これが旗立岩中央岩稜に下りていく道の目印のケルン。
やっぱり今度はこの課題も登ってみたいな。
うーん、どっかでお花をつみたいなぁ・・・・・。
どこかいい場所ないかなぁ・・・と探していて、ふと何か視線を感じたので、振り返ったら、大量の鹿~っ!!!!
うわぁっびくりしたぁっ!!!
しかもなかなか逃げてくれないし(笑)
無事下山。
今日のお風呂は花かげの湯。
こじんまりとした可愛いお風呂でした。
中央道が渋滞してたので、富士五湖から東名で。
ほぼ渋滞を回避して帰宅できました。
めまぐるしい天気予報だったので、最終的には降るなら降りやがれー、なノリだったけど、二日間しっかりと外で遊べて幸せでした。
ねこちゃん、こんな妙な企画(笑)に参加くださいまして、ありがとー。
今度はもっと強くなって、危ないところでは、ちゃんと振り返って手を出してあげるよっ
この記事へのコメント
すごいすごい
大冒険なのだ。
頼もしい
取付きに降りて行くまきさん、恰好良かったです。
とっても楽しい企画に誘って下さり有難うございました。
私も振り返って手を差し出してもらえるように女子力をつけなくちゃ(笑)
また宜しくお願いします。
Unknown
→Mさん
私が行ってるから大冒険になっちゃうんですよ
多分普通のクライマーが行ったら、アップみたいなもんで(笑)。
→ねこちゃん
珍道中ありがとー。
ほんとに終わってみれば、何でも言えるけど、いろんな場面での先頭を行く場数を踏んで、もう少したくましくならないとね~。
それを隠しつつ、女子力強化って不可能かしら(笑)