今度は風敗退っ???@仙丈ケ岳2
↑ 駒仙小屋前のテン場
朝3時。
テントがふわっとなるような風で起こされる。
昨日から吹いていた風はやんではくれてなかったみたい。
結局4時半ごろ起きだして6時前に出発。
樹林帯はこんな感じの急登。
この一帯だけ雪がだんごになっちゃって、歩きにくかった。
樹林帯の中ではあまり風は気にならなったけど、樹林帯が切れるころから、風が強く先が心配になる。
森林限界の上へ。
久しぶりのキックステップは緊張したけど、アイゼンはよく効くし、鳳来でも歩いていたので、足は心配無さげ。
自分では勝手に「ぐいぐい高度を稼いで~♪」・・・なんて思ってるんるん歩いていたけど、まぁ山屋さんから見たら、きっとよちよち歩き(笑)
だって写真撮ってもらったらへっぴり腰だもの。
あぁ、気持ちいい。
スカイラインへ向かっての歩き。
小仙丈ケ岳2855メートル。
まだ余裕。
このあたりからどんどん風が強くなり、時々足を止めて耐風姿勢で耐える。
飛ばされる・・・とは思わないけど、足を上げた不安定な時に風がくると、結構怖い。
朝3時に出たというすずてる夫妻は、30分くらい動けない箇所もあったとか。
風紋がきれい。
ほーら、かっこ悪いへっぴり腰歩き。
小仙丈ケ岳から二登り。
仙丈ケ岳の頂上が見えてきた。
あとは稜線を二つ超えるだけ・・・・・・。
というところで、その稜線を歩くのが危険と撤退を決める。
もちろん風がなければ問題なさそうな場所なので、行きたいな・・・とも思ったけど、その瞬間吹いた強風で決心がついた。
あぁ、標高差1000メートルを登ってきて、頂上のこんなに近くまで来たのに・・・・・・。
私たちの後ろにいた人たちは、若い兄ちゃん2人を除き、誰も来なかったから、しょうがなかったんだよね~。
帰り道もひどかった。
背後からは触手のように、竜巻の手が何本も伸びた雲が迫ってくる。
見たことのない、気持ち悪い雲だった。
それに追われるようにおりるも、何度も風で足止めを喰らい、樹林帯に入ったときはほっとしました。
テントに帰りついたのが1時。
本当は今日もテント泊で明日下りる予定だったんだけど、天気予報は下り坂。
頂上まで行き着かなかった上に、雨の中のテント撤収も悲しいので、急きょ本日下りることに。
最終のバスは4時。
ばたばたと撤収し、またもやあの車道をてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてく
てくてくてくてくてく
てくてくてくてくてく
てくてくてくてくてく
てくてくてくてくてく
・・・・と下る。
アプローチシューズに履き替えたとはいえ、仙丈ケ岳の後に、この道はつらい・・・・・。
なんとか4時のバスに間に合い下界へ。
仙流荘でお風呂。
家路に着く元気もなく、シャルマンというステーキ屋さんでがっつりとステーキを食べて、南アルプスむら長谷の道の駅で就寝~。
ここは、美和湖に面した公園がとてもきれいで、おすすめです。
焼き立てクロワッサンと、雑穀と地元野菜のレストランが大人気~・・・と書いてあるけど、結局開いている時間には入れませんでした(笑)
疲れすぎていたからか、隣のキャンピングカーの発電機の音がうるさいからか、なかなか寝付けない夜でした~。
この記事へのコメント
Unknown
もしかしてプレゼントの高級ジャケット、デビューですか?いいなあ!
Unknown
えへ。
でもテント撤収の時は、汚れるといけないから、昔から持ってる雨具着ましたけどね(笑)