私の戒名
「戒名」・・・宗派によっては「戒名」ではなく「法名」、「法号」など様々な名称があるようで、戒名は本来は仏門に入った証であり、修行僧に与えてもらうものです。 厳しい修行を耐え、戒律を守り仏弟子となった証として頂くもの・・・・・簡単に言えばあの世での名前・・・ということになるんだろうか。
現代の首都圏では、その人を子どものころから知っている・・・というような菩提寺をもつ人はほとんどいないだろうから、亡くなった際に遺族がお坊さんにその人となりを説明し、つけてもらうのが一般的なのだと思う。
じょんさんのお母さんは大好きだった色の一文字が入っていて、そういえば私の親族で建築に携わってきた人には「建」という文字が入っていたなぁ・・・と、今更ながらに気がついたり。
さて、納骨の日が近づいているじょんさんのお父さんだが、その戒名の話。
葬儀の前夜、じょんさんがお坊さんにお父さんの人となりを説明している。私が知らなかった一面も聞け、どのような戒名がいただけるのかと迎えた当日。
・・・・・ん?
そこにはじょんさんにぴったりの戒名が(笑)・・・というノリでいいのかどうかは微妙だが。
いやいやいやいやいやいや、縁起でもない上に、不謹慎だ・・・・と、一生懸命打ち消そうとするのだが、後で聞いてみると
じょんさんの姉ちゃん・・・・「あれ?○○君(じょんさんのことだ)の戒名みたい」
じょんさんの妹・・・・・・・・「あれ?これってお兄ちゃん?」
・・・と同じことを思ったらしい。
だってどう見ても冬山が大好きな山男・・・・・って感じの戒名なんだもの。
お父さんは野球が大好きで、お酒が大好きだったので、「球遊酒酔」・・・なんてついてたらどうしようって思ってたの~・・・・と姉ちゃんは言っていたけど、さすがにそれはお坊さんのプライドにかけてつかないだろうし(笑)
ちょっとお父さんのイメージとはずれてるけど、いい戒名をお父さんに先取りされちゃったねぇ、じょんさん。
さて、ここから本題。
これから先、時代はもっと変わって、お葬式なんてものはまったくなくなってしまうかもしれないけど、一応シミュレーション。
戒名をつけるためにお互いのことをお坊さんに話すという設定で、もし私が先に旅立ったら、じょんさんは私をどんな風に説明するのかなぁ。
へたれで・・・・、
大喰いで・・・・・・・・、
って、これじゃあ、お坊さんも困るよな。
「岩」と「犬」は入れて欲しいけどさ。