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会社に行く時間が早いじょんさんを送り出した後、少しの間二度寝の時間がある。

幸せな時間なんだけど、眠りが浅いせいか、いろんな夢も見る。

そのなかで、先日見た不思議な夢は・・・・

わが家のわんこ、もんじろうの姿が見えないので、あたりを見回すと、芝生の広場の真ん中にぽつんと座っているもんじろう。
ちょっと様子がおかしいので、急いで駆け寄ると、胴にロープの切れ端がぐるぐると巻かれている。

誰がこんないたずらしたんだろう？？
ひどいやつだなぁ・・・。

怖かったでしょう、もんじぃ、気が付かなくてごめんね～・・・と言いながらロープを解いたところで目が覚めた。

目が覚めても今の夢は生々しく覚えていたので、ニ匹が無事にちゃんと私の横で寝ているのに安堵した。

ここまではただの夢。
不思議な体験がここから。

いつも私が二度寝から起きると、朝ごはんの残りがもらえるので、わんこたちは私が布団から出るよりも早く、台所に行って待ち伏せしている。
この日もぴとんの方は、すぐにダッシュで台所へ姿を消した。
でも、もんじろうは、まったく動く様子もなく、私の枕元にゆったりと座って、私を見つめたまま動かない。
こんなこと初めてだ・・・・・と思って私ももんじろううを見つめていたら、

「さっきのぼくより、もっとひどい目に遭っている犬は、たくさんいるんだよ」

実際に聞こえたのか、頭の中に響いたのかはわからない。

「え？もんじろうが言ったの？？」

と、聞き返したら、とたんにいつものもんじろうに戻って、台所にかけていった。
あわてて追いかけても、尻尾フリフリで、ご飯頂戴頂戴の大騒ぎ。

・・・さっきのは、誰？

もんじろうじゃなかったのかな？

虐待を受けてるわんこが乗り移ったのかな？？

その夢を見てから2週間くらいは、なんだかどきどきしながら過ごしてた。