おや?の第2歩
実は私は以前に手術をしたことがある。
貧血の症状がよく出ていたので、サプリで改善だ、と、数年間のみ続けたものの、数値がまったく改善せず、ずーっと低空飛行の状態が続いていた。
毎年続けていた血液検査の結果で、体の内部のどこかで炎症を起こしていることが判明したのは5年前。
貧血の症状から、女性系のどこかであろうことは大体予想がついた。
そして、「どんなにひどい子宮筋腫でも絶対に子宮を残す技術と信念のある先生」に診断・手術をお願いすることができた。
診断としては
鉄欠乏が原因で、子宮が正常な場所に鎮座していることが出来ずに、後屈(後ろに倒れていること)して、腸に癒着しその部分が炎症を起こしている。
左の卵巣にチョコレートのう胞が見られる
子宮腺筋症・小さな子宮筋腫が数箇所見られる
内膜ポリープ
放置した場合
排卵があっても子宮で受け止められないため、妊娠の可能性は無い。炎症もひどくなる
鉄欠乏が進み、貧血症状がひどくなる。
自律神経失調症や、更年期のウツなどが約束される
幸い手術を無事に終え、これで元気な赤ちゃんがいつでも産めますよ♪・・・と先生にお墨付きを頂いたものの、ちょうど同じ時期に、離婚と言う結果となり、それは叶わなかった。
妊娠を望めない時期もあったし、妊娠不可の環境と体と、離婚という精神的な挫折感で、私は一生子どもは出来ないんだわ・・・・・と言う感覚が染み付いていたものだから、今回、あまりにあっさりと授かることができて、本人が一番びっくり状態である。
「え??私、妊娠できるの??妊娠してもいいの????」
・・・・と言うのが 素直な感想。
そーねー、クライミングに例えると、分不相応な13のルートに取り付いて、いきなりワンテンに持ち込んだような感じ??(いきなりオンサイトと言わないところが謙虚♪)
手術をしてくれた先生と、その先生に引き合わせてくれた母ちゃんと、自由診療のべらぼうに高いその手術を金銭的に支援してくれた母ちゃんとじょんさんに感謝感謝。
そして、離婚した後も、ずーっと心配し続けてくれていたじょんさん。
そんなじょんさんの子どもを授かることができて本当に本当に良かった。
若いときに自分の母親を亡くし、兄弟と父親の男ばかりの中で育った母ちゃんが、長女の私を産んだ時、「あぁ、命がつながったと思った」といつか話してくれたときがあった。
私の兄ちゃんのところは子沢山なので、孫はもう十分いるんだけど、「娘の子ども」というのはまた違った感慨があるんだろうな・・・というのはわかっていた。
その母ちゃんにもやっと恩返しができたような気もする。
遅い子どもではあるけど、クライミングを始めたのも遅かったし、結婚したのも遅かったし、きっと大器晩成型(??)なのよ♪、あたち・・・・(クライミングはまだものになってねーじゃねーかっ!!・・・・という声は無視)。