平家琵琶なひととき
本日お仕事で吉祥寺。
文化講座で平家琵琶の演奏と講座をやってもらえないかと思っている方の「平家琵琶を聴く会」へ出席。
言葉どおり、平家物語に節をつけて、平家琵琶の伴奏で語るというもの。
全巻をちゃんと読んだことはないけれど、解説をしてから奏でてくださるので、わかりやすかった。
音域によって、上歌(あげうた)、下歌(さげうた)、曲歌(きょくうた)という呼び名に分かれているのだが、上歌の部分が特に耳に心地よく、印象的。
演奏は「宇佐行幸」、「海道下」、「上日」の3つの部分。
特に「海道下」は捕われた平重衡が、源頼朝の詮議を受けるため、京都から鎌倉まで東海道を下っていく様子を追ってうたわれるもの。
地域の風景とか、鎌倉に近づいていく心情をうたった和歌とか、その情景が目に浮かぶ。
拍手をしないのが習わしの平家琵琶。
純粋に余韻を楽しめたのも良かった。
なかなか普通じゃ味わえない三連休の締めくくり。