いざ雪山 その1

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やっぱり雪山行ってみたいなー、と思いとりあえず靴を買ってみた。・・・た、高い・・・・
そして他のものを買う余裕がなくなり、後は手当たり次第に借りまくり(皆様ありがとー)、とりあえず出発。

目指すは日光白根山!(2578メートル)

リーダーははっしー。おまけでまっきーのメンバー。
日曜日に低気圧が来るので、天候が心配。まぁ、慎重に、無理はしないという約束で金曜日の夜に出発し、湯元スキー場の駐車場で仮眠。借りてきた寝袋が400グラムのダウンでちょっと寒かった。公衆のお手洗いが24時間暖房しているのでそこで寝たいくらい。
・・・やってたら捕まるだろうな、変質者扱いで

明けて土曜日。
晴れてはいるけど風は強め。スキー場は3月いっぱいで終わっているので、人影のないスキー場をてくてく歩き出す。
すでにこの緩斜面でギブアップ?かと思うくらい歩きにくかった。
リフトの終点から沢を離れて、急登が始まる。ここでアイゼンをつける。

アイゼン初体験。雪の深さは深いところで膝くらい。・・・なぜか急登の方が楽に感じた・・・・もちろん速さは牛歩だったけど。
急登が終わって斜度が緩くなると前白根ももうすぐ。
はっしーはここでの敗退も考えていたらしい。明日の天候と、私の状態で。
でもまだお昼。敗退を考えるには早い。しかももう奥白根もその姿を見せている。

かっこいい山、というよりはすごく無骨な感じ。喩えて言うなら、「いつもは無口で愛想はないけど、本当に困った時にはそっと助けてくれる頼りがいのある男性のようなイメージ」????・・・・ってどんな山やねん!!

・・・・ま、いいか。
とりあえず、まだ頑張れそうなので、ここで時間を決めて次の行動に移ることに。

1時に避難小屋、3時に頂上にいなかった時はそこで戻る。

↑ 「面白いもの発見。山屋さんには当たり前の風景?前の人の足跡が踏み固められて周りの雪だけが風で飛ばされ、足跡だけが残ったもの。私は初めて見たので面白かった」

そして、前白根から避難小屋へ。このあたりから体力の限界が見え始める私。雪の状態がこのあたりは良くなく、すぐにお団子みたいに固まってしまう。アンチスノープレードをつけてたはっしーも同じ状態だった。足が重くなるし、バランスも悪くなるしで、アイゼンを反対の足に引っ掛け初め、避難小屋までの下りで足が悲鳴をあげ始めた。重い靴と雪と慣れないアイゼンは今の私の足には重労働だったみたい。まずは左足の膝上の筋肉がつった。これにはなんとか対処。そして避難小屋で荷物を置き、空身で登り始めたものの、アイゼンの雪を落とそうと、ちょっと体勢を変えたときに今度は右足の太もも内側がつった。
これは結構痛くて、なかなかつりが取れなくてすぐには歩き出せない。ここで終わり??こんなに近くに来たのに・・・。
でも目の前にはすごい斜度の露出した斜面。頂上はずっと上でここからは見えない。もし斜面の途中で足がつって転びでもしたら・・・・。

↑ 「私にはお初の斜度。落ち着いて歩けば落ちはしないけど、下から見上げた時はどきどき」

はっしーはすでにあきらめモード。
頂上まで行くか行かないかは私次第だ・・・・ここで雪の上に大の字になって長考に入る・・・・・。

続く。

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この記事へのコメント

  1. これって?
    >「いつもは無口で愛想はないけど、本当に困った時にはそっと助けてくれる頼りがいのある男性のようなイメージ」????

    今風のクライミングをされているのに、なんだかおっしゃることは、なんとなくレトロな感じ

西羅(にしら) へ返信する コメントをキャンセル

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