最後の号泣
母ちゃんのマンションに兄ちゃん一家がお引越ししてくることになった。
ちょうど次の移動が東京とのことで。
このひと月、一日おきくらいには片付けと称して行ってはいたけど、まだ納骨してないからお家にお骨がぽつんとあって、ちょっと寂しそうだなぁ、とは思ってたから、兄ちゃんのとこが引っ越してくるなら寂しくなくなるね・・・・と言う気持ちも確かなんだけどさ。
私のマンションとは公園挟んですぐ隣だったので、父親の介護が始まってからはちょくちょく通ってたし、母親が一人になってからは夜ご飯を独りで食べさせちゃいけないと、じょんさんが夜ご飯を食べない時は母親の方で一緒に食べてたし、病気がわかってからの4年間は毎日に近いくらい時間を作ってはせっせと通った。
こへとあさひもすっかりあっちの家で寛ぐようになってたので、逆に母親がいなくなってから連れて行くと、「ばあちゃん??ばあちゃん、どこでしか????」と探しまくるのを見ているのが辛くて連れて行かないようになった。
そんな時に兄ちゃんの引っ越し。
あの家から寂しい感じがなくなるのは嬉しいけど、兄ちゃん一家とはいえ、父ちゃんの介護とも母ちゃんの看病とも無縁だった家族があの家に入るんだなぁ・・・・・と思うと、知らない家具も置かれるだろうし、知らない食器もくるだろうし、母ちゃんが点滴を受けていたソファも違う場所に置かれるだろうし、もういろいろ思い出してめそめそできる場所が無くなっちゃうんだなぁ・・・・とここ数日母親のマンションで号泣してる。
こんなにヘタレだったとは、と、自分でも戸惑うくらいに。
病気がわかってからは、自分ではずっと寄り添ってあげてた、と思ってたけど、そこはやはり偉大な母親、寄っかからせてもらってたんだな。
ま、もう泣く場所も無くなるし、あらためて合掌。
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