岡山お城巡り　2日目その2　鬼ノ城には鬼がいたーーーー　鬼ノ城

2019年5月2日 / わんこ, わんこ散歩, キャンピングカー, 城＆城址 / こへ, キャンピングカー, プチブラバンソン, 備中国分寺, 備中高松城, 吉備津彦神社, 吉備津神社, 水攻め, 温羅伝説, 満開のお花, 蓮華, 車中泊, 鬼ノ城, 鬼城山

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備中松山城の後は鬼ノ城。
異国情緒たっぷりの写真を見て、ここも行きたかった100名城の一つ。

鬼ノ城は標高397メートルの鬼城山の頂上にあるお城。
歴史書に鬼ノ城の名が無いことから、築城時期が不明の謎のお城とされてきたようですが、最近の発掘調査で7世紀後半に造られた可能性が高いと言われています。
白村江の戦いで唐・新羅の連合軍により百済・倭軍は大敗。日本へも唐・新羅の連合軍が攻めてくることを恐れ、九州や瀬戸内沿岸に防衛のため山城が造られます。
鬼ノ城もその一つではないかと考えられますが、百済の王子・温羅（うら）が住んでいたともいわれ、温羅伝説の発祥の地等いろんな想像をかきたてててくれる城跡です。

麓にはキャンプ場などが併設されている砂川公園があり、そこから一気に狭くなる山道を3キロ進んだ先に駐車場があります。
その3キロ部分、ちょこちょこと待避部分はあるにしても、何しろ狭いっ！！
しかも片方側溝だったり軽く崖だったりと、避けるのも気持ち悪い。
行きも前から車が来ると、うひゃーうひゃー言いながら、汗だくで駐車場まで行ったけど、帰りがとんでもない地獄になることはまだ知らない(^◇^;)

駐車場に着き、いざ歩き出す。
鬼城山の7合目～8合目に、約2.8ｋｍにわたる城壁が取り巻き、それに沿ってハイキングコースが作られているので、私たちは一周コースへ。
どうやってこんな高さの、こんな場所に、こんな石垣が築けたのか、さすが鬼だーーーーっ！！！と感激しながら景色を楽しみながら1時間半。

城壁には４つの門と６つの水門があったとされ、これは復元された西門。
どーお？どーお？異国情緒あるでしょ～♪　行きたかった気持ちわかるでしょ～(笑)

この規模、この風景は今まで見た山城の中でも秀逸。
いやー、堪能した。

今日は朝からいいお城ばっかりだなぁ♪
満足満足。お腹いっぱい♪・・・・と、幸せの中次の目的地に向かうべく車に乗り込み下山開始。
すでにこの時点で3時を過ぎた時間だから、まさかこれから山城に登ってくる車がこんなにいるんなんてマジでびっくりした。
多分下の砂川公園でキャンプしてる人とかが軽い気持ちでお城あるらしいよ、見に行くーーー？？みたいに来てしまったんじゃないかなぁ。
だとしたら、出かけたはいいけど帰ってこなくて、待ってる人心配しただろうなぁと思う(^◇^;)

備中松山城のように、駐車場まで道が何本かあるなら、ゴールデンウィークのような時は一通にして周遊にできるけど、なにしろここは山の中の一本道。
前述のように、すれ違いが無理なほっそいほっそい道。
ただでさえサンデードライバーがうじゃうじゃいる連休に、この細さで山道の見切りの悪さ。

一応運転に慣れてると思ってる私でも、どこまで突っ込んでいいのか判断に微妙に迷うし、急こう配のところは一度止まると２駆の人はタイヤ空回りして動けないところも。
待ってるべきところで待たずに、行かなきゃな時に行かずに、な人たちも多く、たった3キロの道が阿鼻叫喚、修羅の道となっておりました(;・∀・)
行き遭えずに上下お互いに手詰まりになって、前にも後ろにも動けない箇所が何か所もあった。

それでもお互いに数１０センチ動いて、やっと一台、また一台とやり過ごし、なんとか下山・・・・というより「生還」。
途中ヤンキーなお兄さまが、その状況に耐えきれず、車から降りて悪態つきながら＆怒りに任せて石を投げながら、先頭に文句言いに歩いて行ったけど、どこまでもこの状態なんだよね(^◇^;)
文句を言うべき先頭に行きつかずに、どこかで諦めて帰ってくるに違いない。
しかもお兄さまがいないその間、動かずにとまってるその車が多分一番じゃまだと言われちゃうよ～。

ここももちろんUターンなんてできないから、延々とはまり続けるしかないアプローチでした。
帰りでよかった・・・・・。
皆さまお気をつけくださいな。
運転に自身の無い人はタクシーがいいと思うけど、あれだとタクシー呼んでもタクシーもはまってるからお迎えはいつになっても来ないけどね。

いやぁ、長い長い運転人生の中で、確実に一番の地獄のすれ違いだった。
マジで(^◇^;)