カオスなキャンプ場とお城三昧@栃木
いい感じに曇りのお散歩気温。
今回はありとあらゆるところで彼岸花が満開。
雨に濡れて艶やか。
と、言うことで佐野城址から攻めてみる。
歴史の順番で行くと、あとで行く唐沢山城址を先に見たいとこだけど、ルート的にこっちから(笑)
標高は56m、比高20mの平山城で、春日岡城・春日城・姥城(うばがじょう)とも呼ばれます。
町中の城址なので、あまり期待はしていなくて朝のお散歩程度と思っていたけど、想像以上に遺構が相当はっきりと残っていて見応えある城址でした。
だけど何しろ駅の入り口直結の城址(笑)
地元の人の憩いの公園になっていて、今はあまりに綺麗に整備されているので、興味のない人にとってはちょっとした起伏のある公園という風にしか見えてないかも???
あ、何かいる???
堀切。
ほら、駅に直結(笑)
とりあえず広場で走っとく。
さて、佐野城は徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利したあとに佐野信吉(さののぶよし)が築城に着手した近世城郭。
しかし、慶長19年(1614年)、理由は定かではないですが佐野氏は突如改易され、整備途中だった佐野城は完成することなく廃城となったんだそうです。
そもそも、佐野氏は前述した唐沢山城と言う立派な山城が本拠地。しぶしぶとこちらに移ってきたのに、踏んだり蹴ったりですな(;・∀・)
朝一散歩も無事に終え、次に唐沢山城。
続100名城に認定されたお城ですよ♪
しかも関東七名城の一つ ← 百名山やら、三名園やら、日本人の好きな〇名〇〇ってやつね(笑)。
ちなみに関東七名城は、太田城または多気城という説も、宇都宮城、唐沢山城、金山城、前橋城、忍城、川越城の七つの城。
そして高石垣が有名です。
久しぶりに見た気がする石垣、大好なのにね(笑)
唐沢山県立自然公園として整備されていて、城址と言うよりは唐沢山神社に来る・・・と言う認識の人が多い様子。
入り口にある奉賛箱。神社の運営などの寄付として200円お願いします・・・・と書いてあるが、入れるところにお猫様(笑)
お猫さん、お金入れたいでし。
あ、よく見るとちゃんと穴のところはよけている(笑)
でも引っかかれそうでびくびくしながら投入~。
この城址、有名なのは上杉謙信と佐野昌綱の十数回にも及ぶ戦い。
唐沢山城は南に北条、北には上杉氏という超強力な二大勢力に挟まれていて、その時の状況に応じて撃退と降伏を使い分けてきました。
後年は徳川家康方に従って関ヶ原の戦いに参加、3万5千石の佐野藩が成立しました。
物見の岩に登ってみる。
今日は曇天であまり眺望はよくないけど、物見の岩「天狗岩」からは約80km離れている池袋や新宿の高層ビル街が肉眼でもはっきり見えるそうですよ。
と、ここで話は戻って・・・・・・
なぜ麓に佐野城が築かれて唐沢山城は廃城となったのか???
唐沢山城から江戸の火事が確認できてしまい、しかも火消しの手伝いをしようとしたのに、江戸を見下ろしやがって(--#)・・・・と、家康の不興を買ってしまっての廃城なんだとか・・・。
家康が本格的に豊臣つぶしに腰を上げた時期と時を同じくしていることから、豊臣系の大名(家康にとっては外様大名ね)の佐野氏に対する「外様つぶし」の一貫だった?という説もあり、妄想が膨らみます。
さてこの時点でだまだキャンプ場からは遠い地でお城巡りを楽しんでいる。そもそも、この一帯、小競り合いが多くてお城の数が半端ないのよ。
こうやって歴史を繋いでいくと、次はこのお城、この話の続きはこのお城・・・・と芋づる式(;・∀・)
もうそろそろ切り上げて急がなきゃね。
今日のキャンプ場は栃木県サンタヒルズ。本当はもひとつ前の連休に白馬のキャンプ場に行く予定だったんだクど、じょんさんが仕事だったので延期。
白馬は人気のキャンプ場のため、次の連休は取れず、しかもほかに気になっているキャンプ場は秋の行楽シーズンで軒並み満サイト(T ^ T)
んで、取れたのがここ。
こんな時でもないと経験しないだろう、超ファミリーキャンプの聖地。
まずはやたらと賑やか ← あくまで穏やかな言い方(;・∀・)
ここはわんこはオーケーなキャンプ場なんだけど、今まで行ったキャンプ場は、え?隣のサイトにわんこいた???と言うくらい静かなわんこばっかりだったのに、ここはワンワン鳴くわんこが多かったなぁ。
厳しいキャンプ場だったら退場もんな気がする。
なぜ退場にならないかと言えば・・・・・・
人間がわんこの鳴き声をかき消すくらいにうるさ・・・・あ、賑やか(笑)
ファミリーはもちろん、若者グループの大宴会など、都会の喧騒なんぞ屁でもないくらいの音量(笑)
事前の調査不足で、こんなキャンプ場で二泊も予約取っちゃったから、慣れないと生きていけない。
ま、うるさいと言うか、みんな楽しくて楽しくて賑やかにしてるので、沢の音と同じだと思えば慣れるもんだ(笑)
そして、この騒音・・・あ、賑やかさの中、こへは流石にいろんなキャンプやら旅行やら経験値があるので、慣れた様子で全く気にしないでくれたので一安心。
この心臓の強さをジェイウォールでも発揮してくれたらいいのに(;・∀・)
なんでジェイウォールだとあんなにびびりんちょんになっちゃうんだろう??
キャンプ場の広場で一走り。
ちなみにここ、ドッグランあるんだけど、なぜかほかのわんこと同じ時間にならないように、一組ずつしか入れないし、しかも暗い。
この自由広場がキャンプ場の中で一番日当たりが良くて、乾いてた。
施設は古めだからか、予約をしたのは「広々サイト」だったんだけど今どきのキャンプ場に比べると狭い(笑)
周り中ファミリーで囲まれ、私たち中年夫婦はほぼ四面楚歌。
焚き火を見ながら、何するでもなくただただ火を見つめる焚火タイムも、すぐ近くを子ども軍団が走るので無になれない(;・∀・)
消灯は10時なんだけど、今まで行ったことのあるキャンプ場はそれこそ10時には間違いなく静かだったのに、ここは10時になるとみんなそこから寝る用意をする。
子どもに寝る用意をさせるのって「さ、もう寝る時間よっ!!」「歯ブラシ行って!おトイレ行って!!」・・・・と、うるさ・・・・あ、賑やか。
しょうがないので、中年夫婦は宇都宮で買った餃子をかっ込んで食べて、一気に呑んで、焚き火もそこそこにテントにこもってツムるしかない(笑)
いやー、世の中にはいろんなキャンプ場があるもんだ。
いろんなキャンプ場を経験するのもまた楽しい。