外岩クライミング。落ちたら死んじゃうんだよ、しっかりやろうよ。
本日のグランドフォール。
高校生の部活で来ていた一人が懸垂しようとロープにぶら下がったら、結局何にもかかっていなかったようでそのままダイレクトに落下。
講師なのか引率の面々も数人はいる様子なのに落ちた子の対応だけで手いっぱいで、今だ岩の上で震えてる二人になんの救助も行ってない。
そうこうしてるうちに自分たちで下りようとしたか、懸垂の体勢に入ろうとしているけど、なぜかぬんちゃく1本でぶら下がってしまう始末でどう見ても無理。
傍観してたらいつかその子たちも落ちちゃいそうなので、まず上に戻れ、と言って下から救助に向かう。
横から回ってもよかったんだけど、回ってる間に誰かが懸垂でもして下りてこいと言うと危ないと思ったから、本人たちには何もさせないために真下から登って行った。
案の定着いてみると上の二人は恐怖で震えるのみ。
とりあえず一人にロープをつけてロワーダウンさせようとしたけど、恐怖でロープにテンションすらかけられない。
そりゃそうだろうな、落ちて行くところを見てるんだろうから、仕方あるまい。
一人はなんとかロワーダウンさせて、もう一人はもう一段上からロープおろしてもらって引き上げ、そこから歩いて下りてもらった。
ちなみに落ちた子はハーネスにはセルフ用のビナらしいものは何もついていなかった。
懸垂の体勢に入って最後の最後にセルフを外す・・・と言うことすら教えてもらわずに懸垂しようとしたんだろうな。
ヘルメットが無かったら多分死んでる。
上に行った時に確認したけど、支点には安全環付ビナがいっぱいついてたけど、残された子たちのセルフにも安全環のついたビナはついてなかった。
講師、引率は一体何を教えたんだ?????
何も教えていないのに、あの場所に3人を放置したのか???
クライミングって落ちたら死んじゃうんだよ。
人を連れて行くのってどんだけ大変なことか、もっとしっかり考えてほしい。