カナダ6日目 グランドセンチネル
今回の遠征のクライマックス。
グランドセンチネルのマルチ。
今日こそ朝4時に起床。
5時に出発し、モレーンレイクへ。
6時半に歩きだし。
ここは熊出没地のため4人以上のパーティーしか入山できないことになっている。
入口にも看板があって、人数敗退しているクライマーもいた。
今日の目的地、グランドセンチネルまでは、クライミングショップの兄ちゃんによれば「1時間くらいじゃね?」、でもある人のブログによれば「5時間くらい」。
結局いったい何時間くらいかかるんだかわからず出発(笑)
まず出てくるのが、日本とは比較にならないくらい贅沢に長さをとったつづれ折りの登り。
この斜度が絶妙で、まったく疲れない。
さくさくと登りきる。
そして森林限界へ向かって開けた草地が続く。
いかにもカナダらしい景色。
会うのは怖いけど、熊が似合う風景だ。
いかにも、な景色。
勝手に名づけた「ぼよんぼよん草」。
すんごいたくさん群生してた。
夜中になったら動き出しそう。
見える?
岩の上にマーモット♪
センチネルパスの真下にあるミネスティアレイク。
斜面のガレ場をトラバース。
こんな感じ。
そしてセンチネルパスを過ぎたら目に飛び込んでくる岩峰、グランドセンチネル。
おぉぉぉ♪
テンションあがるぜーーーー♪
今日狙ってきたのは、カーディアックアレート。5.8のアプローチを超え10B、10C、10D、10Dの4ピッチ、100メートル。
もし岩峰の上に立てたら、すんごい気持ちいんだろうな~。
楽しみ、楽しみっ♪
*ノーマルルート5.8のマルチもあるらしい。
と、峠を越えたら、なんと雪渓。
しかも4つの雪渓がべろのように斜面に垂れ下がっている。
踏み跡はその雪渓をトラバースしているので、まずはとりあえずそこまでは行ってみる。
しかしつるつるで危険すぎ。
雪渓を全部下から巻いてみたら♪・・・・とも言ってみたけど、説得に至らず。
悪鬼が岩峰の下からつめられないかと長く長く下って下に回ってみたけど、下から近寄るのは大変とのこと。
なんとここまで来て、雪渓敗退と相成りました。
がびーーーーーーーーん
そういえば途中であったパーティーはアイゼンにピッケルをちゃんと持ってたよな。
とりあえず記念写真してお昼。
あーあ、残念だったね~とお昼を食べていたら、別のグループが。
同じく雪渓で足止めを喰らっていたけど、そのまま下から雪渓を巻くルートを取った。
ずいぶん時間をかけて雪渓を一つ一つ巻いて、最後の雪渓を強引にトラバース。
お見事、取りつき部分に消えて行った。
・・・・行けるんだ・・・・・・・。
自分の判断力の無さと、経験の少なさを痛感し、しばし呆然・・・・・・。
こういうアルパイン要素が出てくるマルチは、岩を登れればいいだけじゃなくて、そこにたどり着くまでにも、今までしてきたことの総合力が問われる。
行けると言う判断力と、行くぞーと、みんなを説得できるパワーが無ければだめなんだなぁ・・・・・・・。
そしてマルチは断念し、帰路に着く。
今度こそ、登る!
ビバーク用の石のシェルターで、がっくし・・・の図。
慰めに出てきたわけじゃないりすっち。
ふりふらさんと相思相愛。
求愛されるか、鼻にかみつかれるか????
マルチはできなかったけど、ハイキングとしては超上玉。
見るだけでも行く価値はあります♪
結局 行きセンチネルパスまで2時間50分。
帰りは少し下りてきたところからちょうど2時間。
まぁまぁのコースタイムでした。
少し早めに帰れたので、キャンモアまで帰ってきてから、黄色いバスのアイス屋さんへ。
街のお散歩も少しして、とうとうキャンモアでの時間が終了。
あっという間だったなぁ・・・・・・。
さ、食材の一斉掃除よっ(笑)
残ったじゃがいもはぜんぶ使っちゃうわよっ。
今日は粉ふき芋、ポテトスープ、その他片付けたい食材もろもろ。
寝たらもう最後の夜が終わっちゃう・・・・。
あぁ、お布団に入りたくないよ・・・・・。
この記事へのコメント
Unknown
It’s All Too Beautiful/Small Faces
The Sentinel/Judas Priest
Unknown
悪鬼子ちゃんは、ロックなお歌が好きなんだね~
Unknown
残り物について。
C太郎『なんでみんなはせっかくカナダに来たのに、本物のメープルシロップを買わないんだ!』
ですって。
ぜいたくはできないのよって言っておいたけど…
来年はぜひ本物でね♪
Unknown
残り物について。
C太郎『なんでみんなはせっかくカナダに来たのに、本物のメープルシロップを買わないんだ!』
ですって。
ぜいたくはできないのよって言っておいたけど…
来年はぜひ本物でね♪
あっはっは
大丈夫。
みんなお土産には本物のメープルシロップ買って帰ったから。
あれが本物じゃないなんて、気がつかなかったくらいだし(笑)