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地震、停電で業務もままならず、通常の広告はそぐわないと、掲載のキャンセルが続き、売り上げは激減、どうやって乗り越えたらいいんだろう・・・という時に、なんと会社の代表が手術のため緊急入院してしまった。

事実上、編集と会社の稼動、すべての判断が私に回ってきている（偉いわけじゃないよ、歳くってるだけ（泣））。

物理的な仕事量なら、みんなで手分けしてなんとかなるが、この状況で会社として社会的に責任のある判断を仰がれることが多々あり、もう逃げ出したい。
こんなに小さな零細企業でも、自分の個人的な判断に比べたら、責任の大きさは比べ物にならない。
紙面のレイアウトは全面変更、クライアントの方々と協力して義援金を送る内容の特集も組んだが、実際今回の新聞の収益はゼロどころか多分マイナス。

そして、停電が続いている中、主催している講座も開講するか悩んだ。
講師の家からは電車が動いているということで、強行開催。
年配の方が多いので、停電で信号が止まっている中、出かけてもらうのは心配したが、この開催は皆さんに手をたたいて喜んでもらえた。
電車が心配で遠くまでは出かけられないし、一日中テレビで流されているのは心も沈む内容ばかりで、楽しみにしていたほかのイベントや展示会などもほとんどのものが中止。
この講座だけは中止になってほしくなかった、と言ってもらえて救われた。
残念ながら、まだ運休している電車で通っていた方は欠席となってしまったが。
確かに大きな催しは大きな電力を使うので、社会責任として中止も致し方ないと思う。
ならば、日中太陽という照明がある中での、日常の小さな楽しみや、張り合いを提供していきれば嬉しい。

・・・・なーんてかっこいいこと言って、代表が帰ってくるまでささえられるかっ？？？

きゃぁああああああ。