実る稲の中で

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たわわに実る稲の中で、おじちゃんとの別れ。

建築士の仕事をしながら、これからの食や農や環境のことにいろいろ取り組んでいたおじちゃん。
畑仲間が、今年の稲を刈り取って持ってきてくれた。

一反の半分。
6俵分の稲。

それを一晩かけて祭壇に仕上げたおじちゃんの子どもたち。

稲の中に立つと、稲の香りと、ぷつぷつと言う籾のはじける音に包まれる。

稲のおしゃべりの中にいるようだった。

明日のお葬式が終わったら、脱穀して天日に干して、みんなで食べる予定。

おじちゃんが作った最期のお米は、どんな味がするだろうか。

おじちゃんとのお別れに来てくださった皆様、ありがとうございました。

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この記事へのコメント

  1. Unknown
    大切に育ててきた稲の中で
    きっとおじちゃんは
    「おぉ!粋なことするじゃないか」
    と思っているでしょうね

    思いやりのあるお仲間やご家族をこれからも
    暖かく見守ってくださることでしょう

  2. Unknown
    Mティちゃんありがとー。

    今日はお葬式でした。
    最期の献花・・・・は花ではなく、やっぱり稲でした。

    お棺に、みんなで稲をいっぱいつめて、これであっちでもお腹をすかせることはないでしょう

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