越後に良寛の心を訪ねて 1日目
私は仕事で地域の文化講座の企画運営をしている。
先日「良寛の生き様」という講座を、松本市壽先生を招いて開催した。
講座が終わったところで、良寛の心を訪ねようと講師に同行してもらい一泊二日の旅行に出かけた。
講座の受講生の他に、先生のお知り合いの方々などを加え、12名を主催者側として連れて行くことになった。
実は私の父の名前には「寛」の字が入っていて、自分の名前の漢字の説明をするのに、「良寛さんの寛ですよ」と言うのを子どものころから聞いていた。
そしてそれを聞いた人たちとひとしきり良寛談義を繰り広げていた。
なので、おぼろげながら良寛和尚のイメージはあったのだが、これほどまとめて、しかも深く良寛のことについての勉強をさせてもらったのは初めてだった。
↑ 今回の講師、松本市壽先生。全国良寛会常任理事。
これほど良寛のことを語れる人はそうそういないはず。
知識の豊富さと深さと真摯さに圧倒される旅だったー。
もし良寛に興味のある人なら、このコースはお勧め。
行程
出雲崎町
良寛記念館
昭和40年に良寛の生家橘屋山本家の墓地跡に谷口吉郎設計で建てられた。
良寛堂
良寛の生家橘屋の跡地を佐藤吉太郎が奔走して買い戻し、大正11年に良寛堂を完成。設計は安田靫彦。以南の句碑もある。
↑ 良寛堂。
↑ 良寛堂の後ろにある良寛像。遠く佐渡を見つめる。
↑ 出雲崎の妻入の町並み。
二間ほどの間口の細い家並みが並ぶ。
ここも過疎がすすんで、家の解体作業をしているところが多かった。
立派な梁だったので、欲しかったー。
・・・でもバスに乗らないし。
光照寺
良寛が国仙和尚に出会い、出家得度した曹洞宗の寺。
長岡市和島崎
隆泉寺
晩年身を寄せた木村家の菩提寺。
良寛と由之のお墓がある。
木村家邸内
文政9年、この裏家に仮寓した。この庵に貞心尼が訪ねてきて、唱和の歌を交わした。この庵で天保2年病没。
良寛の里美術館
ふるさと創生基金で建てた記念美術館。
↑ 良寛の里美術館にある、手まりのステンドグラス。
これが綺麗で見とれた。
宿泊四季の宿 みのや
団体さんが多い、平日のこの時期、他の団体さんはカラオケやら、飲酒にいそしむ中で、夕食の席で2時間も良寛談義にふけったこの団体。
なんていい子さんたちなんでしょう♪
それにしても今日は暑かったー。
だれも熱中症にかからずに一安心。
・・・何しろ、平均年齢お高いからねー。
今日のお買い物。