リハビリって・・・

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今日は体調も戻ってきたので、父の入院している病院へ行ってきた。病院といってもリハビリ専門の病院だ。
脳梗塞で足が上手く動かなくなり、要介護3の認定を受け、デイサービス、在宅リハビリなど受けてみたが、どれも先のことを念頭においてのリハビリには見えない。
何ヵ月後にはどこまで動くように、とか、これが出来るまで、という目標はなく、ただすることのない高齢者の時間つぶしを手伝っているようにしか見えないのだ。
今の病院はいつか戻るであろう家の中の動線、周囲の環境に対応できるようにリハビリの内容を組んでいってくれるので、少しはありがたいとは思う。

最終的には本人がどこまで回復に貪欲になれるかだと思うが、父の場合はそこが核心部分だろう。
私は人間には二つ寿命があると思っている。「動物的な寿命」と「人間の寿命」。
「動物的な寿命」はいわゆる自分で餌を取れなくなった段階での寿命。
脳梗塞で体が不自由になって医学的な措置と周囲の助けが必要となった段階で、ある意味父の動物的な寿命は終わっているように思う。ここからは人間としての寿命を、いかにしてモチベーションをあげて過ごしていくかが大事だと考えるのだが、父の場合、自分の身体がリハビリをしないとどんどん動かなくなるのがわかっていながら、リハビリに自分からチャレンジしようとしない。
おしゃべりが嫌いなわけじゃなく、看護婦さんを笑わせたり、人と話をするのは楽しそうなんだが、みんながいろんなことをしてくれたときに「ありがとー」と言うんじゃなくて、自分で出来るように戻りたいとは思わないのかー??

なんとかいろんなものに興味を持たせようと、あの手この手でつついてみてもなかなか難しい。
絵でも、写真でも、パソコンでも、うーんかっこ悪いけどゲートボールでもいい!
無理だけどクライミングだって面白いぞー!
なんかやってみてー!!と思うものはないのか?父ちゃん!!

あのお洒落で好奇心旺盛な父ちゃんにもう一度戻ろうぜ!!
・・・ストレスのたまる介護生活・・・。
介護保険にも言いたいこと山ほどあるが、介護ブログになっちゃうので、今日はここまでにしとこ。

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この記事へのコメント

  1. なるへそ
    動物的寿命とは良く言ったもんだ。
    これが尽きた後の人生ってのが長いのね。

    とりあえず新幹線の中から返事してみた。

  2. そーよー
    人間的寿命こそがその人の真骨頂だと思うんだもん。
    なんとか、あのお茶目な父ちゃんに戻す手はあるかい??

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