土の上で

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↑ どこのジャングルかと思う実家のお庭。

34年間のふるさとだった実家がなくなるのは数日後。

庭があまりの惨状になっていたので、クライミングも中止になったことだし、小雨の中、庭の草むしり。

最後の庭孝行。

父ちゃんが脳梗塞で倒れるまで、ここは100坪近い畑で、我が家の野菜はほとんどここで取れたものといってもいいくらいだった。

引っ越してきた当時は、粘土質の硬い岩盤だったのを、少しずつ耕して、腐葉土を混ぜ込んで、年を重ねる毎にだんだんいい畑になっていった。

小学校2年生の時から、週末はほとんどの時間を畑で過ごす父ちゃんの脇で、遊んで過ごしていたように思う。

穴を掘って秘密基地(←これはすぐに父ちゃんに生ゴミを入れて、堆肥を作るのに使われてしまったが)を作ったり、畑中のバッタを捕まえ、日本間に放し、バッタの王国を作ろうとして、母ちゃんが卒倒しそうになったりと、いろんなことをつらつら思い出しながら、草むしりをするのもなかなか楽しい。

「子どもは必ず土の上で育てなくてはいけない」

・・・というのが父ちゃんの持論ではあったが、同じ環境で育っているのに、兄ちゃんはほとんど畑に近寄ることも無く、結局最後まで畑で出来ている野菜の名前を全部覚えることも無かった。

それでも、近くの営業農家の田圃に、こっそり入っていって農家のおじさんたちに追いかけられたりしていたんだから、その辺の都会で育った子どもとは違うかもしれない。

この土地を手放すことで不安に感じることがある。

食べ物を生み出してくれる自分たちだけの「土」がなくなることだ。

前述の父親の持論は、私なりの解釈では、食べ物をはぐくむ土と、同じ土の上で人間は成長しなくてはならない、と言うことだと思っている。

食べ物を作る土が無い場所では、人間は生きていけないと思う。

・・・・・山でも買うかな・・・・・・・。

夜ご飯は鎌倉のア・リッチョーネ。

お野菜がウリのイタリアン。

おいちかった。

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この記事へのコメント

  1. 自給自足は僕の目標。
    土はいろいろ教えてくれるよね。

    僕は両親から教えてもらった家庭菜園を実践しています。なかなか難しいけど毎年収穫が良くなってきています。

    野菜作り・土作りは日々勉強ですね。

    山もいいけど調整区域の土地がオススメです。

  2. Unknown
    完全なる都会っ子です。
    親も都会っ子です。
    でも、家庭菜園に興味があり、昨年ついにプランター野菜作りに挑戦しました!
    全く知識が無いので、本を見て、友人に相談して頑張りました。
    しかし・・・葉っぱ系はできるものの量が少なく、ネギはあまり味がしないし、トマトはちょろっとしかできないし、、

    友人曰く「土が重要」だそうです。
    せっかく築き上げた土(畑)を手放すのは寂しいですね・・・
    またどこかの土地で、元気な野菜畑を作ってください☆
    もらいにいきますんで♪♪♪

  3. そうそう
    毎年、土も野菜の出来も違うからね~。

    調整区域の土地ねぇ・・・・。

    買える日が来るんだろうかねぇ。

  4. おっと
    さっちんのコメントと時間差だった・・・・。

    プランターも一回やってみたけど、やっぱりひ弱な味だよね~。

    料理と同じでたっぷり作らないといけないのかもね。

    1畝同じ野菜植えてると、夏は丸一日きゅうり食べてても間に合わないっという感じになるけど(笑)

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